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2011年度鑑賞のまとめ [まとめ]

今更ですが、一応書き残しておきます。

昨年度は28公演鑑賞ですが、なんだか物足りない一年となりました。
一昨年が47公演も鑑賞しているので、物足りないのも当然といえば当然。
なんだかんだで暴走行為から足を洗えずにいると反省してましたが、反省することもありませんでした。
暴走というほどでもなくなったということです。
????
それはさておき・・・・

物足りなさの一番の理由は公演数が減ったからではなく・・・

リンデン!
行きたくても・・・
ナイ!
いと虚し・・・
こけら落としは2014年になってしまうとのこと・・・
いと寂し・・・[もうやだ~(悲しい顔)]


それでも印象に残っている公演は・・・

影のない女・・・ザルツブルグ(2011年度のベスト)
オリー伯爵・・・チューリッヒ(チームとしてまとまっていて完成度が高かった)
アンナ・ボレーナ・・・リセウ(熱狂的なファンによって途中で拍手の中断が長すぎたのが残念)
シャモニーのリンダ・・・リセウ(次の日観たオリー伯爵の流れが自然だったのに比べてしまうと、フローレスとダムラウが歌う時、一部、そこだけリサイタルのようになってしまっていたのが少々気になってしまった。)
パルジファル・・・リセウ(なかなか印象深い演出。但しフォークトに限って言えば、一昨年のジュネーヴの方が良さを発揮できる演出だった)
タンホイザー・・・チューリッヒ(日本から到着した足で行ったので最後Zzzzz・・・・無念)
ドン・ジョヴァンニ・・・スカラ(豪華キャストとはいっても、アンサンブルとして今ひとつ)

来日公演は
バイエルンのローエングリン
メトのボエーム
プラハのトスカ


と・・・
ここまで書いて気がついた・・・(;゚Д゚)!
リンデンだけでなく、ドレスデン、バイエルンでも聴いてない・・・・
というわけで・・・・なるほど物足りないわけが更に納得・・・
今年は観客に悩まされた一年だったわけですが、クラシック、オペラを聴くという文化の定着度の違いを目の当たりにしたというところです。

リセウのアンナ・ボレーナではフライングこそほとんどなかったとはいえ、熱狂的なファンがグルベさまが登場しただけで音楽がなっていようが拍手の嵐・・・
メトでは意味不明の野次がとぶというヤジオ事件・・・
そのほか日本でもフライングの拍手にガクっとくることしばしば・・・。

中でも最大のカルチャーショックは、
メト来日公演の「ドン・カルロ」
日本の観客があそこまで土足で畳の上を歩くとは思いもよらず・・・・
この日のフライング拍手は本当にひどくて、本場メトの比ではありませんでした。
このところフライング拍手についてガミガミババァと化しているのも、この公演がきっかけです。

海外については、その土地柄、観客に合ったものにオペラが進化していくのは当然のことなので、そこまで嫌な思いもしないのですが・・・

日本も日本なりということかもしれませんが、これほどヒドイ拍手攻撃となると、放射能の問題以前に、日本に来るのを嫌がる指揮者や歌手もいるのではないかと思えたほどでした。
オペラ初心者の[猫]でさえ、御免こうむりたい、二度とこういう公演に行ってはいけないと思いましたから。

おそらくオペラが好きなのではなく、オペラ界という芸能界で活躍する芸能人、歌手が好きという人たちが多いということなのでしょうが、歌しか聴かないというのはなんとも違和感があり、どうして演奏を拍手で汚すことができるのか?全く理解不能(?_?)です。
歌だけならリサイタルの方がよいでしょう。
リサイタルでもあれほどフライングの拍手はないのが普通だと思いますが・・・・。
PA使用疑惑の音響もあって、オペラというより、さながら「NHKクラシック紅白歌合戦」という趣になってしまいました。
日本はAKB48の文化なのでしょうか?
ご贔屓さんが気持ちよく歌ってくれれば、他はどうでもよし?・・・・(v v ;

ほとんど逆毛総立ちだったのですが、ふと気がつくと、[猫]がいた最後列のブロックでは皆(・。・)
途中で帰ってしまった人もいたりで、結局最後こそ拍手をしていましたが、途中はアリアの後や幕後には全員一切拍手せず、皆胸中は一緒だったかと・・・・。

何故あそこまでヴェルディの作品が土足で踏みつけられなくてはいけなかったか?
かわいそうなヴェルディ[もうやだ~(悲しい顔)]
歌手が主役のヴェルディですから踏みつけられて本望なのでしょうか?
そういう意見もありそうなのが、[猫]は( p_q) 
イタオペが得意じゃないのは、ご贔屓応援のフライング族がはびこっていることも理由の一つです。

ところでドン・カルロに限って言うと、一体ルイージは何をしにきたのでしょう?
今でも疑問です。
メトの言う一流は歌手に丸投げ、歌手それぞれが勝手に歌っただけになってしまいました。
ドレスデンの「リゴレット」で最高のヴェルディを聴かせてくれたルイージは、かくして最悪のヴェルディの指揮者にもなってしまったのでした。

しかし、あれだけ拍手がかぶってくれば、演奏するほうもやってられないでしょう。
ルイージは終わった後のサイン会には出席することなく、帰ってしまったということを後になって耳にしましたが・・・
当たり前じゃ!
誰も聴いとらんのだから。

覇気のない演奏と拍手については、卵が先か鶏が先かという話かもしれませんが・・・
それでも「ボエーム」では拍手を押さえ込むだけの力があったのに、それがなかったということは、指揮者に全く責任がないとは言えないでしょう。
ただ、あれだけ拍手を被されて批評されるのも・・・ちゃんちゃらおかしくってやってられませんよ・・・かもしれません。

今後ルイージはチューリッヒとメトを行き来することになるのでしょうが、しばらくはドレスデンの「リゴレット」のような公演は望めないと悟りました。
メトでは最後の一音まで表現するといった公演は期待できず、チューリッヒの音響は個人的にあまり得意ではなし・・・・。

拍手については、今回スカラが早くて意外でしたが、ヨーロッパでもラテン系は早い傾向があるような?
イタオペもドイツ語圏で聴いたほうが良さそうです・・・・・ただしウィーンは観光客が(;一_一)予測不能・・・
ドイツ語圏であってもヤジオやフライング族がいつ紛れ込むかは・・・わからんちゃーわからん。
それでも遭遇確率は低いでしょう。


さて、リンデンがないのは致し方なしとして、今年の楽しみといえば・・・・
ドレスデン!
ティーレマン&SKDに期待!
来シーズンの発表が待ち遠しいことです。

最大の問題は休みが取れる時に公演があるかということ。

しばらくまたプータロウになるしかないか?
そうもいかんか?



2010年鑑賞のまとめ [まとめ]

宣言どおり大暴走した2010年・・・・
途中、顔面骨折という憂き目に合いながらも観たこと観たこと・・・なんと47公演!ありえん!
7、8日に一公演だもの~~~~全く開いた口が塞がらない。
顔面骨折の憂き目も当然の報い。

それで全公演を順番付けするなんてこと今年も不可能なので、特に良かったと思う公演を6公演。
鑑賞した順に・・・それぞれ演目をクリックすると感想にリンクします。

清教徒 ウィーン
トリスタンとイゾルデ リンデン
湖上の美人 ガルニエ
ボリス・ゴドノフ ドレスデン
ロベルト・デヴェリュー バイエルン
ワルキューレ スカラ

ということで・・・ますます[猫]の好みはハッキリしてきてベルカントもの、それもグルベローヴァかフローレスが出演するものと、バレンボイムのワグナー、ボリスは例外・・・

ボリスについてはパーペがタイトル・ロールだっただけでなく、演奏の素晴らしさが強く印象に残っています。

オケのレベルというのは指揮者との意思の疎通がどれだけ上手くいっているか、また歌劇場の事情でリハーサルの期間がどれほど取れるかという問題もあって、一概に論ずるのも難しいとは思いますが・・・
今まで聴いた演奏のベスト3はルイージ指揮の「リゴレット」、ヴァイグレ指揮の「ボリス・ゴドノフ」、バレンボイム指揮「トリスタンとイゾルデ」
ルイージもバレンボイムも音楽監督ですから当然ということはあると思います。
ヴァイグレも「ボリス・ゴドノフ」は2年目で意思の疎通は上手くいっていたでしょう。

ドレスデンでは3回しか鑑賞したことはありません。
もう1回はルイージ指揮の「セビリアの理髪師」でこの演目は演奏の印象が強く残る演目ではないのですが、やはりきれいでした。
たった3回だけでもベスト3の内2公演がドレスデンということで、ここのオケは抜群に上手い!という印象があります。
隅々までピシッと揃って切れ味抜群。
勢い、力強さ、柔軟性
なんといっても音の正確さと美しさ。
音の美しさというのは歌劇場の音響も影響していると思います。



さて、他に特に印象に残った出演者に勝手に特別賞を設けました。

■瞬間芸術大賞
瞬間芸大賞とするとお笑いみたいであまりにも失礼。
術をつけるだけで随分格調高くなるでしょ・・・そう信じて^^;
パルジファル」のフォークト
「アンフォルタス」の響きは鮮明に印象に残ってます。

■目から鱗大賞
ドン・ジョヴァンニ」のケント・ナガノ
この演出にこの演奏あり。
ラジオ放送されたそうですが、もちろん演奏だけ独立して一つの作品として鑑賞されるべきものであるとは思います。
でもオペラの場合は演出と演奏のバランスが大切だと考えさせられました。
この公演についてはオケや出演歌手はもちろんのこと、謎の爺さんをはじめとするその他大勢の出演者、舞台装置を動かすスタッフ等、全員がケント・ナガノの指揮に合わせてキッチリと仕事をしていることが分かり、プロフェッショナルであることを伝えていた公演でした。

■別人大賞
ホフマン物語」のモシュク
3役を歌うということがいかに大変なことなのかを後になってから知ったしだい・・・^^;
この公演の3役だけでなく、以前聴いたルチアと「ホフマン物語」3役では発声の仕方まで違っていて、ルチアではコロコロとずっと聴こえた声がホフマンではコロコロ感なし・・・・スミマセン^^;上手く説明できませんが・・・・。
できれば、ベルカントものでもう一度聴いてみたいです。


他にも書ききれないほど印象に残っている人はいるのですが、挙げると限がなくなるので・・・・
簡単に、以上でまとめとさせていただきます。


皆様、どうぞ良い年をお迎えください。





2009年・鑑賞のまとめ [まとめ]

今年は21公演も鑑賞してしまいました・・・・・我ながら・・・・・恐るべし^^;;;;;;
なんだかまとめを書くのも面倒くさい。。。怠慢[猫]。。。

昨年は自分自身の好みを考えてみようと、それまでに鑑賞したオペラのランキングをしてみましたが、21公演もランキングなんて不可能!そもそも意味ないので、特に印象に残った公演のみリストアップします。

1)ノルマ・・・・・Bayerische Staatsoper・・・2009/1/11
1)パルジファル・・・Staatsoper UDL・・・2009/3/9
1)ランメルモールのルチア・・Deutsche Oper Berlin・・2009/3/11
1)セビリアの理髪師・・・・・ROH・・・・・2009/7/4

5)ルクレチア・ボルジア・Bayerische Staatsoper・2009/7/1

6)セメレ・・・Opernhaus Zurich・・・2009/1/9

一番として4公演も挙げてしまいました^^;
これは今日は和食にする?中華?フレンチ?イタリアン?と悩むように、どれを1番に挙げても日替わりでこっちの方が良かったと言い出しそうなので・・・・こんなことになりました。
昨年のドレスデンの「リゴレット」のようにダントツという公演はありません。
良いであろう公演ばかり選んで鑑賞してるわけですし、どれも良かったといった方が適切かもしれませんが、どの公演もちょっと贅沢な不満があるというところもあります。
「ノルマ」は出演者全員の出来が良かったのですが、今度のザルツのようにグルベローヴァ、ディドナート、フルラネットなんてキャストを見ると。。。
「パルジファル」はなんといってもパーペが病欠してしまった。。。
「ルチア」も出演者全員の出来が良かったし、演出、演奏も良かったのですが、嵐の場がカットヴァージョンだった。聴いてみたかったカレイヤとキーちゃんのかけ合い。。。
「セビリアの理髪師」は豪華キャストで最高でしたが、演出が物足りないような。。。
とてつもなく贅沢な文句ばかりですね^^;;;


ソプラノ  1)グルベローヴァ・・・・・・・2)モシュク 3)フリットリ
グルベさまについては全音上げCasta Divaの「ノルマ」を聴いて以来、すっかり魅了させられてしまいました。
舞台上で歌う集中しきった姿は、後ろにそっくり返ってそのまま気を失うんじゃないかと心配になったりすることもあるんですが^^;その歌の素晴らしさは人間国宝・・・いや人間世界宝!!!歌う姿もカッコイイ!!!のです。
とにかく圧倒的存在なので2位の前に・・・をつけてしまいました^^;
モシュクのルチアについては鑑賞記の中で,まさにルチア!としか書けなかったのですが、評論家のシンコヴィッツ氏によるとネトレブコは「深いルビーの赤ワイン色の声はシャンパンの泡にはならなかった」そうですから、シャンペンの泡であったというところでしょう。
[猫][猫]なりにどう表現しようかとずっと考えてました。
4月、桜吹雪を見て・・・ルチア!!!と思ったのですが、花に譬えるのもありきたりだなー。。。ということでその後も考えました。でも結局他に思い当たらないので;;;花に譬えます^^;
モシュクは最初から最後までそよ風にもひとひらふたひらと花びらを散らす、脆さ、はかなさのある美しくも繊細な歌唱だったのです。
狂乱の場はまさに桜吹雪でした。
ネトレブコのルチアは桜を見に行ったはずが、椿しか咲いてなかった。。。
でもネトレブコについては3位に挙げようかと思ったほど「愛の妙薬」でのしっとりとしたまろやかさに魅力の片鱗を発見することができました。
ルチアでのネトラーのブラヴァーと拍手には・・・・・・この人達は椿しか咲いてないのに桜吹雪が見えているのか?と[猫]逆毛総立ちになり、来てはいけない所に来てしまったような恐ろしさを感じてしまいました^^;。
しかし、今はそうではないということがよく理解できます。
ネトラーの人達はネトレブコの声が聴ければ、演目などどうでもよい・・・椿を見に来て見事な椿だったというブラヴァーなのだと思うのです。
オペラの場合は歌手が目的で観に来るのは普通のこと・・・・・それでもネトレブコのルチアや清教徒を聴いたら、やはり一瞬逆毛総立ちになりそうな気がするので、当分聴きにいくつもりはありませんが、プッチーニ、ヴェルディ、モーツァルトなどネトレブコの魅力が期待できそうな演目はおおいに鑑賞してみたいと思ってます。
3位についてはダムラウも迷ったのですが、昨年の「リゴレット」でのジルダでの輝きには及びませんでした。
スカラ来日公演「ドン・カルロ」で非の打ち所のない歌唱で燐としたエリザベッタを演じたフリットリを3位にすることとしました。

メゾソプラノ  1)バルトリ 2)マイヤー 3)ディドナート 
コロラトゥーラ・メゾの女王バルトリ、ドイツ物の女王マイヤー、どちらを1位にしても良いのですが、「セメレ」でのこれでもか!というアジリタに敬意を表して。
ディドナートの歌唱技術と表現力、そしてプロ根性もすごい!!!のですが、とりあえず年功序列にしてみました・・・なんじゃそりゃ?ですが深い意味はありません。
カサロヴァも魅力的でもっと聴いてみたいと思ってます。

テノール  1)フローレス・・・・・・・・・・・・・・・・・2)ドミンゴ 3)カレイヤ
フローレス、他を十馬身以上離してダントツの一着、2番手はかつて3頭で先頭集団を走っていたドミンゴが馬群に飲み込まれることなく頑張っているではありませんか!!!
ソプラノは花に譬えてるのになんで競馬?ですが、[猫]の脳みそなので仕方ありません。
フローレスについては1頭だけ羽のあるペガサスのように違う次元を走っていると言った方が良いでしょう。
3位に挙げたカレイヤはなんとなく洗練されてないのですが、素朴な印象と不器用な演技が好感が持ててしまうという不思議な魅力があります。
「ルチア」のエドガルトと「愛の妙薬」のネモリーノと全く違う役柄を見事に演じ分けていたフィリアノーティも良かった!!!
若手のメッリ、ブレズリクを聴けたのは収穫。
「魔笛」でのホムリッヒも正義感のある張りのある声で良かったと思うのですが、この人若手なのか中堅なのか?ドレスデンに所属しているようですが?

バリトン  1)キフェチェン 2)トレーケル 3)ミュラー=ブラッハマン
正直、昨年のリゴレットのルチッチは本当に凄かったと改めて思います。
今年はルチッチほどインパクトのある人はいませんでした。
1位に挙げたキーちゃん・・・・声も品格があるし、歌唱も安定感抜群で文句なしですが、この人だけは・・なんと・・・・キャラが気に入ってるのです。。。
キアヌ・リーブスと朝青龍を足して二で割ったような風貌が微妙で実に味がある。クールでありながらワンパク、クールわんぱくビューティーです。
ところでまたまたKwiecienの名前の話・・・・しつこい。。。ですよね。。。
ジャパンアーツのサイトではクフィエチェンになってます。キーチェン、クヴィエチェンとさまざまのオフィシャルサイトで3種類の読み方を見たことになりますが、Kwiecien自身が名前を言っているビデオクリップがバイエルン州立歌劇場のサイトにありました。
http://operntv.eviscomedia.com/media.1047.html
以前ポーランドの人に聞いた発音と同じに聞こえ、カタカナで書くとキフェチェンかキフィエチェンに聞こえるんですけど・・・・・・?・・・・・しつこくてスミマセン・・・でした^^;
2位には「魔笛」でパーペより目立っていたトレーケル、3位には「パルジファル」で好演していたミュラー=ブラッハマン、リンデンの二人を挙げました。パーペもそうですが、リンデンの男子低音組はなかなか良いです。
スパニョーリ、キーンリーサイドも良かったけど、なぜかリンデン組の方が印象に強く残ってます。
「セビリアの理髪師」ではフローレス、フルラネットと目立つ存在がいたから?「オネーギン」は演出に足を引っ張られたかな?という気がします。

バス  1)フルラネット  2)パーペ
パーパーとしてパーペを1位に挙げないとはどういうこと?ですが、パーペは「パルジファル」のグルネマンツの方が今年聴いたザラストロやフィリッポよりずっと良いと思いました。ワグナーこそ一番良さが発揮されるのではないか???という気がしてます。
フルラネットは「セビリアの理髪師」でのバジリオ・フランケンシュタインヴァージョンの恐おもしろさがあまりにも強烈な印象・・・最高!!!
バスについてはこの2人が圧倒的!!!なので3位なし。

指揮者  1)ダン・エッティンガー 2)小澤征爾 3)大野和士
オペラの要は指揮者ということで先にランク入りした6公演の指揮者、レック、バレンボイム、ブリニョーリ、パッパーノ、ドゥ・ビリー、クリスティーは素晴らしかったのは言うまでもありません。
そしてルイージは今年もドレスデンに聴きに行きましたが、やはり歌唱を引き立てながら隅々までオケをコントロールしきって美しい演奏を引き出していました。
この指揮者のランクは今年初めて聴いた人の中から、公演はランク入りしませんでしたが、印象に残った指揮者を挙げることとしました。
エッティンガー指揮、ミュンヘンの切れ味抜群の躍動感あふれるカルメン序曲は鮮烈でした。感想で新国でリングを指揮することになっているので楽しみと書いておきながら、気づいたら行けずに終わってしまった今年・・・・来年はしっかり「ジークフリード」のチケットゲット済みです。
さすが小澤さん指揮、ウィーンの「オネーギン」は期待通り、美しい音色でドラマティックな演奏でした。
大野さん指揮パリの「ロジェ王」はかなり難曲^^;それでも今振り返ってもう一度聴きたいのは何?と問われれば、この公演・・・・不思議な魅力あふれる演奏でした。

演出 1)エア「椿姫」  2)ブラウンシュバイク「ドン・カルロ」 3)ワルリコフスキ「ロジェ王」
こちらも昨年のレーンホフの「リゴレット」ほど印象的な公演はありませんでした。
1位の「椿姫」はROHのプロダクションで昨年も観ていて、昨年はオーソドックスな演出はあまり印象に残らないようなことを書いてます。
ところが今年、前衛的な演出ばかり見た後鑑賞した「椿姫」は昨年は気にもとめなかった柔らかな光に溢れた美しさがありました。前後に見る公演によって感想、印象は大きく変わるものだと改めて思うこととなりました。この「椿姫」いよいよ来年9月来日公演です。
スカラ公演の「ドン・カルロ」は洗練された舞台構成、子供を登場させることによって生まれる純粋さ、透明感のある美しさが印象に残りました。
鑑賞しながら頭が痛くなった「ロジェ王」、感想でおもいきりネタをばらしてしまったようですが・・・・・・反省^^;
でもまだまだ他に何か意図が隠れているようなところもあり、演出面でも妙にもう一度鑑賞したいという思いにかられる作品です。何よりブラヴォーとブーイングの応酬で活気のあったカーテンコールが印象的で、いろんな意味で話題を提供してくれる公演だったと思います。


他にも数々の素晴らしい公演を鑑賞したと思いますが、以前にも書いたように、自分自身のコンディション、歌劇場、席の音響などによって、もったいなくも良さが分からないで終わってしまった公演もあります。

それでも観れただけでも良かったと思う公演ばかりで、いろいろ無理した甲斐があったと自己満足の1年でした。

そして今頃気づくのも何ですが・・・・ランクインした公演、歌手を見ても明らか・・・・ベルカントものとワグナーが好き!!!なんですね^^。
ベテラン贔屓の傾向もある・・・・・グルベローヴァ、フルラネットをはじめとするベテラン勢が実際に凄い!!!から仕方ないのです^^。

さて今年も残すところ僅かとなりました。
[猫]は来る年も大暴走してしまうのか???

どうぞ皆様良い年をお迎えください^^。






今までに鑑賞した [まとめ]

 


 2009年を迎え、半年ぶりにオペラ旅行を計画しているが、その前に、今まで見たオペラをランキングして自分の好みを考えてみようと思う。
 
 キャストチェンジ3連チャンとツイテナイ時期もあったが、リゴレットを見れただけでそんなことも吹っ飛んでしまったので、リゴレットはダントツの1位。


1位  リゴレット・・・・・ドレスデン歌劇場・・・・・2008・6・30
2位  パルジファル・・・・・ベルリン州立歌劇場・・・・・2007・6・29
3位  ドン カルロ・・・・・・ロイヤルオペラハウス・・・・・2008・6・29
4位  ル シッド・・・・・・・チューリッヒ歌劇場・・・・・・2008・1・19
5位  カプレティ家とモンテッキ家・・・・パリ オペラ バスティーユ・・・・2008・5・31
6位  椿姫・・・・・・ロイヤルオペラハウス・・・・・・2008・1・17

ランキング不能  神々の黄昏・・メトロポリタンオペラハウス・・・2007・7・21(寒すぎてオペラどころではなかった。)
 
 
 自分自身、オペラの演出はオーソドックスでクラシックなものが好みと思っていたが、単なる思い込みであったということが分かった。この中で一番オーソドックスな演出の椿姫は6位。ル シッド、リゴレットなど、思いがけない演出で美しさを発見できるととても印象に残るものだと感じた。
 
 ル シッドはクーラが歌っていたら、おそらく3位。でもカプレティ家とモンテッキ家、椿姫でネトレブコが歌っていたらどうか?多分変わらない?ネトレブコはMET PLAYERで清教徒を見たが、どーもイマイチ・・・?????。ロメオとジュリエットにいたっては途中でどーでもよくなって止めてしまった。たくさんいるネトレブコファンが聞いたら「生で聞いたこともないのに、このネコわかってないな!」と言うところ。そう!仰るとおり!何にもわかってない!それでもキャンセルも多いみたいだから、これからはネトレブコを目的に見に行くのはやめておいたほうが無難。
 でも実際にオペラを見に行く前にネット等で聞くのはどうなんだろう?と思い始めている。期待が高すぎると以外に大したことなかった・・なんていうことは間々あること。全く予備知識なしでパーペ、ダムラウを聞いた時は感動そのものであったが、多分ネトレブコも椿姫で聞いていたら感動していたのでは?と思う。フローレスは前もってガンガン聞いていても、生で聞けて感動したが・・・。これから調べるのはオペラのあらすじぐらいにしておこうと思う。
 
 
 ランキングはできないが、印象に残った指揮者、オペラ歌手ベスト3を挙げると・・

指揮者    
  バレンボイム・・・・・パルジファル
  プラッソン・・・・・・ル シッド
  ルイージ・・・・・リゴレット

歌手
  パーペ・・・・・パルジファル
  フローレス・・・・・リゴレット
  ダムラウ・・・・・リゴレット

 
 パーペとフローレスはできれば毎年一回は見に行きたいと思う。

 2009年の予定だが、フローレスの清教徒を見に行こうと思って休みを取ったが、チケットが全くとれず、早朝から並ぶ根性もないので、グルベローバのノルマを見に行くくこととした。できればバルトリのセメレも見たいと思っている。3月はドミンゴ、マイヤー、パーペのパルジファル。夏にはカウフマンがローエングリンを歌うので聞きたいし、フレミング、カレーヤの椿姫、フローレス、キーンリーサイド、ディドナート、フルラネットのセビリアの理髪師も見たい・・・・・・・そんなに思い通りに休みがとれるのか??????大問題!!!!
 
 どうか見たいオペラが無事見れますように・・・・・・・祈!
























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