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パリ国立歌劇場・ガルニエ [オペラハウス]

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1900席

まだ2回しか行ったことはありませんが、先月のバスティーユに続けて書いておきます。
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いわずと知れたシャルル・ガルニエ設計による1875年に落成した豪華絢爛な歌劇場です。
シャガールの天井画も有名ですが、1964年からのもの。






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平土間の構造に特徴があり、後方半分弱くらいが前方より一段高く、OPTIMAと呼ばれ、値段も最も高いカテゴリーの席となってます。
公演によってはOPTIMAもカテゴリー1の席と一緒の値段で販売されてます。





このOPTIMAと平土間前方と一回ずつ座ったことがありますが、さすがにOPTIMAは観やすい!
しかし音響が良すぎるのが気になりました。
音響が良いというのは良く響くという意味で、歌劇場としてちょうど良いという場合と異なります。
正直歌劇場としては残響感がありすぎ、しかもなんとなく不自然な残響に思えました。
ところが、平土間前方はそのような不自然はなく、それほど残響感も気にならず・・・。

他の特徴ですが、座席各列通路側にバスの補助席と同じような補助椅子が設置されていることです。
OPTIMAの時がこの席で、値段が一緒なのに補助椅子でちょっとムッとしましたが、座ってみるとほとんど気になりません。
大雑把な座席表によると、どうも今シーズンからこの席は一つカテゴリーを落として安めに販売しているような?
そうなると補助椅子といえどもお得感があるのですが、バスティーユの感想で書いたように、残念ながらネット販売では席を選べないシステムなのでどうしようもありません・・・。

チケット購入はバスティーユと同じ
http://www.operadeparis.fr
バスティーユが1989年にできてからはオペラの上演回数は減り、ガルニエ公演のチケット入手は困難を極めることもありますが、一度売り切れになっても後で出てくることは多く、諦めずにチェックしましょう。
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OPTIMAから見た舞台
2010年1月「イドメネオ」の時の写真








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正面階段













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階段ホール天井









来シーズンのプログラム発表は9日、もうすぐです。
[猫]は行きたくなると困るから見たくないよ・・・・[たらーっ(汗)]

パリ国立歌劇場・バスティーユ [オペラハウス]

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写真は2009年7月撮影

2703席

昨シーズン、サブスクリプション申し込み時にはデータ紛失という憂き目にあい、そのいい加減さには・・・あ~~~~あ・・・・でありました^^;
同時期にホームページがリニューアルされ、住所のデータの一部が消えてチケットの郵送が届かないという面倒にまきこまれた方もいらした記憶がありますので、サブスクリプションの申し込みのデータもサイト・リニューアル時に紛失してしまったのかもしれません。

このようなことはそうそうないと思いますが、お国柄もあって夏休みの7月下旬から8月下旬までボックス・オフィスは完全に閉まり、メールも受け付けません。
その間一応ひとつだけ電話は用意されているのですが、かけても延々と繋がりません。
劇場の施設も化粧室の手洗いの水がでなくて他の階まで行ったこともあり、何事があっても・・・こんなものだと割り切った方が良いところです^^;
なお、フランスは化粧室の手洗いの水もフラッシュも床にある丸いゴムを踏む方式のところが多く、この劇場もその方式です。

バスティーユは近代的な建物で、観客の服装も比較的カジュアルです。
大きなクロークが入り口階、2階平土間ロビーなどにあるにもかかわらず、コートを持ち込む人が多いのはちょっと驚きましたが、受け取りに時間がかかってしまうので、帰りの交通のことなど考えると預けられない人もいるのかもしれません。

この劇場の面白い特徴はプログラムを販売する人が
プログラーム!プログラーム!
と叫んでいること^^;バスティーユの謎?です。

大きな劇場なので2,3階席は舞台から離れすぎると思い、平土間しか座ったことがありませんが、新国のように段があるので後ろでも観やすいです。
しばしば音響は悪いと話題になりますが、1,2割でも空席があれば全く問題ありませんし、[猫]は音響が良すぎて耳が疲れるよりデッド気味のほうが好きなので、満席でもそれほど問題に思ったことはありません。

そして、この劇場には世界に誇るべき素晴らしい技術が・・・・
演奏を続けながらの舞台換えは実に見事です。
流れる演奏に影響を与えることなく幕が降り、次に幕が開くと全く異なるセットに変更されていて、緊張感が保たれたまま舞台が続いていくのには感心せざるをえません。
二つの公演でこの舞台換えの機会に遭遇しましたが、「ワルキューレ」で前方端に座った時などは、舞台背景に滝のように水が流れている場面があって、その水の音が微妙に聞こえて気になるくらいなのに、舞台換えの時はコトリとも音を立てず、全く別のセットに変わっているのですから、どうやっているのか?これもバスティーユの謎?です。
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当然ですが字幕はフランス語だけ。
その方が舞台を集中して観れていいのかもしれませんが・・・。







チケット購入はサイト上、住所など登録してから購入します。
http://www.operadeparis.fr
残念ながら大まかな席の位置、カテゴリーは選べますが、ひとつひとつの席を選べるシステムではありませんし、座席表も極めて大雑把なものしか載ってないので、自分の席が具体的にどの位置なのかは行ってみないと分かりません。
サイト上、席から見た舞台写真は見ることができるのですが、距離感までは分からないので、ちょっと不便なシステムです。
おおまかな座席表しか載ってないのは、公演によって売れ行きが違うので、カテゴリーの境を変更しているのではないかと思っているのですが・・・・?
ここも一旦売り切れになっても後から販売される席がでてくることもあるので、諦めずにチェックした方が良いです。

ウィーン国立歌劇場 [オペラハウス]

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久しぶりにオペラハウスの感想です。
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1709席、立ち見席567。
Parkett、Parterre、 1. Rang、2. Rang、 Balkon 、Galerie
の6階構造。

右の写真のロイヤルボックスの下がパルテーレ立ち見席。

[猫]は4回行ったことがありますが、平土間1回、パルテーレProszボックス1回、バルコン1回、パルテーレ立ち見席1回です。


平土間及びパルテーレ(2階)は残響感が少なくオペラハウスとしてちょうど良いと思いましたが、バルコンで聴いた時はオケの音が良く響くように思いました。どこの歌劇場でも上の方が良く響きますが、ここの上階で聴くとオケが鳴らしすぎという印象になることもあるでしょう。


ここで立ち見席について書いておきます。

立ち見席はパルテーレ、バルコン、ギャラリーに分かれ、昨シーズンはパルテーレだけ4ユーロ他は3ユーロとかなりお手軽価格!

立ち見席の入り口、チケット売り場は劇場正面向かって左側面のオペルン通りに面してます。
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入り口が開くのが開演前の2時間~2時間15分前くらい、チケット販売が始まるのが1時間~1時間15分前くらいです。
寒い時でも入り口が開くまで外で並ぶことになります^^;
あまり早い時間から並んでも公演が始まってから貧血で倒れたりするので・・・実際[猫]が立ち見で観た時には始まって30分も経たないのに一人倒れて退場。。。。どうしても観たい場合は一度様子を見に行って入り口付近にいる係りの人か、並んでいる人に何時くらいから並べば良いか相談するのも手です。
[猫]はお昼頃に行ったところ、ネトレプコ出演とあって既に列ができていたのですが、並んでいる人が3時間前には並んだほうが良いとアドバイスしてくれました。それに従ったところ余裕でパルテーレの立ち見席で見ることができました。

チケットを購入して劇場内に入ってからもオーディトリアムが開くまで中で再び並びます。
昨年3月でまだ寒く、コートを着ていたのですが、劇場に入るとすぐクロークがあり、係りの人がコートを預けるように声を掛けてきたので預けようとしたところ、後ろに並んでいたオバチャマが「そんなこと後々」とアドバイスをくれたので、一緒に再び内部でパルテーレ立ち見席入り口前で公演の30分前まで並び、ようやく中へ・・・。
中は階段状で肘掛のバーがあるので、そこにスカーフなどを巻きつけて場所を確保してから、皆それぞれコートを預けにいったり、腹ごしらえをしたりして、いよいよ公演を観るわけです^^;
階段状になっているといっても大柄な人も多いですから、小柄な人には見づらいこともあるでしょう。

以上立ち見体験でした。


立ち見以外のチケットのネット販売開始は公演の2ヶ月前から始まります。
ただし、7,8月のシーズン・オフはないものと考え、9、10月の公演はそれぞれ5、6月から、11月の販売は9月からです。
ウィーン国立歌劇場サイト
http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node/home/index.php
からチケット販売サイトに行けます。
https://www.culturall.com/ticket/isto/
このチケット販売サイトculturallではフォルクスオパー、ブルク劇場等、他の劇場のチケットも扱ってますが、アン・デア・ウィーン劇場は扱ってません。
チケットを自宅でプリントできるような説明はありますが、国立歌劇場のチケットはできませんでした。ボックス・オフィス預かりですが、そのうち自宅プリントもできるようになるかもしれません。

人気のある公演は2ヶ月前のネット販売開始時から完売状態の時もあり、もっと早くからファックス又はネット販売のスタンバイでオーダーを入れておかなくてはいけません。
特にネトレプコはオーストリア在住、地元ということで大変人気があり、ツアー代理店やチケット屋がかなりの量を押さえると思われ、早くオーダーする必要があります。

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劇場内部は格調高く、立派!

Schwindfoyer
幕間の社交場です。








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階段ホール上部
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階段ホール天井の壁画










クロークは一階両サイドに広々とありますが、バルコン、ギャラリーにもあります。
一番舞台よりのProszボックスは広々としてボックス内にコート掛けがあるのでクロークに預ける必要はありません。他のボックス席は分かりかねます。

ここはプログラムの一部に日本語解説があったり、公演前の注意事項も日本語でもアナウンスされ、写真撮影も公演中以外は自由とはっきり言ってくれるので、写真取りまくり^^できます。
(12月31日追記:日本語のアナウンスやプログラムの日本語は、どうも小澤さんが音楽監督を務めていらした間だけだったようで、12月に行った時はありませんでした。)

演出はオーソドックスなものもあり、斬新なものもありですが、なんといってもレベルの高いオケの存在が常に満足度の高い公演を楽しませてくれるところです。


シャンゼリゼ劇場 [オペラハウス]

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オペラハウスの感想を書くのは2回ぐらい行ってからと思っているのですが、ここはもう一度行く機会がないかもしれないので、気付いたこと等を書いておきます。

座席数:2000
Wikiによると1913年完成、オーギュスト・ペレ設計によるアール・ヌーヴォー様式建築の代表作でストラヴィンスキーのバレエ「春の祭典」の初演が行われたそうです。

内装もアール・ヌーヴォーの雰囲気に溢れてオシャレです。

オペラ専門の劇場ではないため、オケ・ピットが狭く、比較的少人数編成ですむバロックなどが上演されることが多い劇場です。
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開場は30分前。

オケ・ピットと客席の間に壁がなく、最前列に座るとお行儀よくしてないといけません^^。
気に入らなければ、指揮者や奏者にケリをいれるのも簡単です[パンチ]・・・当然ですが、そんなことをしてはいけません!
奏者、指揮者も観客通路を通って、ピットに下ります。

音響は問題ないと思いました。

施設について・・・
クロークが狭く、コートひとつ預けるのに2.30ユーロもかかる!
帽子、荷物など一点いくらという表示がされていて、帽子、コート、手荷物など複数預けてる人は7ユーロちかく払っていました・・・ビックリ!
その為、コートを客席に持ち込む人が多いのです。
コート、荷物などは音を吸収し、音響が悪くなるので、預けるのがマナーとされてますが、この劇場はクロークが狭いため、全員分は無理ということもあるでしょう。
バスティーユは無料にもかかわらず預けない人が多く、ちょっと驚きましたが、こちらは引き取るのに時間がかかるというのが理由かもしれません。
METも大きすぎて全員のコートを収納するスペースがないのでコートを預けるのに3ドルかかります。
ウィーン、ドイツの各劇場、ロンドンなどはその点良くできてますし、ウィーンなどは入り口に係りの人がいて、コートを着たまま入ろうとする人がいるとクロークの場所を教えています。

化粧室が並びます。
並ばずにすむのはROHくらいで、どこもある程度は仕方ないのですが、ここが今までで一番並ぶ気がしました。

入り口の係り員が席を案内してくれますが、チップを要求されました。。。
他の人達も見ていたら払っていたので、この劇場の習慣かもしれません。
払いたくない人は係り員の目を盗んで着席しましょう^^;

チケットはH/Pから購入可能、送られてきたメールに表示されているサイトからアクセスして自宅でチケットを印刷できます。
http://www.theatrechampselysees.fr/
購入のシステムがちょっと変わってます。
公演を選んでbook on lineをクリックするのですが、表示が出てこない場合はエンコードを西ヨーロッパ言語に合わせると表示されます。
フランス語か英語で購入可能。
席は大まかなブロックは選べますが、自動的に選択され、画面上に場所が表示されます。
finish your orderをクリックすると、一体ここに何を入力するの?という枠が表示されますが、メアドを入力すると次に進めます。
オーダーを入力した際に一通、支払いが終了した際に一通、メールがきます。
その後2日以内にメールがきますので、そのメールに表示されたサイトにアクセスし、右の四角い枠をクリックするとバーコードつきのチケットが表示されますので印刷します。
メールはフランス語のみですが、以上の手順でチケットを入手できました。(2010年1月)

2010/11シーズンが発表になってますが、オペラは5演目。
デュサパン「パッション」
ヘンデル「オルランド」
ヴィヴァルディ 「怒れるオルランド」
ロッシーニ「絹のはしご」
モーツァルト「イドメネオ」

デュサパンはフランスの現代作曲家だそうですが・・・?
ヘンデル「オルランド」ではアイムが指揮する予定です。

ロイヤル・オペラハウス [オペラハウス]

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1990年代、改造前にオペラ、バレエ合わせて最低5回は訪れていますし、改造後も6回来ていますから一番馴染み深いオペラハウスです。

ロンドンの椿姫さん、dognorahさんをはじめとするロンドン在住の方々がいらっしゃるので、[猫]ごときが何か書くのも面映い気はいたしますが、自分なりの感想を書かせていただきます。

写真左部分、上部がアーチ型の建物は改造の際にオペラハウスの施設となったフローラルホールで、ボックス・オフィス、レストラン、バー、間口の広いクローク、広くて並ぶことのない化粧室等の設備があります。

写真右部分が昔からあるオペラハウスですが、舞台向かって左側の観客席の方が右側の客席より飲み物に早くありつけるということです。

2階と最上階にバーがありますが、上の席の時は最上階のバーで飲み物を買って、テラスで幕間を過ごしてます。下の席の場合は外に出て、近くのスタバで飲み物を買って時間をつぶしてます。

座席数は2267席

チケットはROHのサイトから購入可能。http://www.roh.org.uk/

ここは値段設定が細かく分かれていて、200ポンド近くする席から8ポンドぐらいの席まであるのが魅力です。
特にストールサークルのサイドは舞台に近いのですが、値段設定がすごくリーズナブルです。
こういったリーズナブルな席は先行購入できるフレンズ会員の人達で全て売り切れになってしまいます。
フレンズ会員は79ポンドで入会できますが、フレンズ会員の中でも競争は厳しそうです。

しかし、ここの特徴として一度購入した席でも条件を満たしていればリターン可能で再販があるのです。
[猫]は一度だけ、このリターンの席で幸運にもストールサークルのリーズナブルな席を購入したことがあります。
このように売り切れの公演でもリターンの席が販売されることがあるので度々チェックする価値はあります。

チケットは公演を春夏秋冬に分け、それぞれの販売開始日はサイト下部のFAQsをクリック、左側のWhen to bookをクリックすると表示されてます。

開始日は大勢がサイトに押し寄せるため、一旦Waitinng roomで待たされますが、そこから動かずに待っていると自動的にBookingの画面に変わります。待っている間も何番目か表示されるので助かります。

チケット引取りも支払いに使用したクレジットカードを一緒に提示すれば、手際よく渡してくれますので、それ程待つ必要はありません。

ここの難点といえば、いつも来る度なんだかんだと書いてしまう音響。画像 346.jpg
最上階のアンフィシアターだけが奥行きが広く23列まであります。他の階は4列ほどしかありません・・・・・・音響がいいわけないであろう構造なのですが、それを補う為にドーム状天井で補助的にスピーカーを使用しています。
平土間、及び各階正面、斜め正面ぐらいまでこの効果は現れていて、音響が良く感じます。
しかし、サイドには影響を及ぼさないと思われ、音響は悪く感じます・・・・といってもストールサークル、バルコニー、ロウアースリップ、いずれも右サイドしか座ったことがないので左サイドは分かりませんが・・・・。
もう2度と座りたくない席は最上階、アンフィシアター最前列、スピーカーからの音が上から時折強く聞こえ、天井を見上げること度々・・・・音源からとスピーカーからの音とが干渉しあってグチャグチャに聞こえるような感覚もあります。
頻繁にいらっしゃるdognorahさんから伺ったところによると幕ごとにスピーカーのボリュームを変えたりすることもあるようで、アンフィシアター前方数列は避けた方が良いようです。

もうひとつ気になるのは・・・・この音響のせいか分かりませんが・・・・オケの音があまりイイ音に聞こえない気がするのです・・・・これはド・シロウトの感覚ですから・・・気のせいかもしれませんが、オケが下手というより音色そのものがちょっとニブイような???

それでも何と言っても英語圏、安心して楽しめる居心地の良さがありますし、先日の「セビリアの理髪師」のように豪華キャストが揃うという魅力もあり、目が離せません。

クヴィリエ劇場 [オペラハウス]

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Wikiによると1753年このクヴィリエ劇場の開場からバイエルン州立歌劇場の歴史が始まります。

クヴィリエ劇場はレジデンツ宮殿内にある元王室専用の劇場で、バイエルン選帝候マックス3世ヨーゼフのもと、1751-53年フランソワ・クヴィリエによって建てられたものです。

昨年、今年とフェストシュピーレで「イドメネオ」がここで上演されましたが、「イドメネオ」はこの劇場のためにモーツァルトが作ったオペラだそうです。

残念ながら来シーズンは今のところ11月にコンサートが予定されているだけですが、チケットはバイエルン州立歌劇場のサイトからオーダーできます。
座席数523席と小さな劇場なのでオーダー受付開始前にオーダーを入力しておかなくてはチケット入手は難しいかもしれません。

オペラやバレーが上演される機会はごくわずかですが、入場料を払えば内部見学できます。
フラッシュを使用しなければ写真撮影もOKです。

王室専用とあって内部は豪華なロココ調、実際ここでオペラを見て、かつての王侯貴族気分を味わってみたいものですが・・・・・・。
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チューリッヒ歌劇場 [オペラハウス]

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 チューリッヒの来シーズンの演目が発表になりました。
プレミエhttp://www.opernhaus.ch/pdf/spielzeit09_10/mk_premieren.pdf
リバイバルhttp://www.opernhaus.ch/pdf/spielzeit09_10/mk_WA09_10.pdf
 
 辣腕といわれるペレイラ総裁の力量でここは著名な指揮者、歌手が集まり、来シーズンも魅力的なプロダクションばかりです。
 挙げるときりがないので止めておきますが、アレッと思ったのが、ウィーンの楽友協会で聴いたモスクワ・チャイコフスキー交響楽団のウルトラマン、フェドセーエフさんが「オネギン」、「ボリス」、バレーの「白鳥の湖」まで指揮するではありませんか。小澤さんのオネギンも良かったですが、フェドセーエフさんもドラマテックに盛り上げるでしょう。

 演目も2008年[猫]が見た「ル・シッド」のように上演される機会の少ないものが見れる劇場です。来シーズンはサリエリの「トロフォーニオの洞窟」の公演があります。

 ペレイラ総裁は2012年まで契約しているそうなので、これからも目が離せないオペラハウスでしょう。
 音楽監督は2010年にウィーン国立歌劇場の音楽監督に決まっているヴェルサー=メストでしたが、Wikiとオペラハウスのホームページを見ると、2008年にここを離れたようです。今はこのポストは不在ということでしょうか。画像 311.jpg

 座席数は1100席。小さな歌劇場なので臨場感抜群、演出は斬新なものが多いようです。

 チケット売り場はオペラハウスに向かって右の隣接している建物の中にあり、中はオペラハウスとつながっています。

 チケットはホームページhttps://www.opernhaus.ch/e/tickets/index.php?から購入可能。
ここはチケットの値段が他に比べて高め、平土間とパルケット(2階)最前列および1RANG(3階)最前列は全席一番高いカテゴリーでほとんどの演目230CHF以上。
[猫]は2回来たことがありますが、そうそう贅沢はできないので2回共、下から2番目のカテゴリー、それでも95-98CHFします。
 1RANGのボックス8番の2列目とボックス7番の2列目に座ったことがありますが、7番と8番では舞台の見え方が結構違います。8番のボックスはコーナーなのでボックスもちょっと広めで、見えない部分はそれほどありませんでした。7番のボックスになると完全にサイドとなり、最前列の人が身を乗り出して見るため舞台の3分の1から半分くらいが見えなくなります。それでも最前列の人は自分の倍以上払ってると思うと、納得してしまいますが・・・。

 ごく稀にチケットが安い公演があります。https://www.opernhaus.ch/e/spielplan/index.php?searchAbo=157
Migrosという会社がスポンサーになっているようで、一番高いカテゴリーでも75CHFと、かなりお得。ただしネット販売は1ヶ月前ぐらいからで、それ以前は電話予約。ネット販売が始まる時点ではほとんど席は残ってないようです。

 冬の寒い時期にしか来たことがないのですが、写真でみるとテラスがあるので夏はテラスに出れるのかもしれません。
 チューリッヒ湖のそばということもあり、夏に来る機会があったら、また違った発見ができるかな?と思ってます。
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 右の写真、右に写っている階段の下にチケット売り場の入り口があります。

バイエルン州立歌劇場 [オペラハウス]

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 オペラハウスについての感想など・・・第3弾画像 313.jpg画像 314.jpg




座席数1773席
立ち席323席







 音楽監督はケント・ナガノ。上品で優雅な劇場で[猫]が行ったことのあるオペラハウスの中で一番音響が良いと感じたところです。グルベローヴァが活動の拠点としているオペラハウスでもあります。
 
 チケット販売所は昼間は劇場裏、通りを挟んで向かい側にあります。チケット完売でもここで聞いてみる価値はありそうです。[猫]はここで売り切れだったカルメンのチケットを手に入れたことがあります。ただし、リターンのチケットは現金でしか購入できません。公演前のチケット販売所は劇場正面一番右の扉を入って右にあります。

 クロークルームは座席によって分かれていて、座席の近くにあります。何番から何番まではここと表示もあり、分かりやすい上に終演後のコート引取りのための混雑もそれ程なく便利です。画像.jpg
 
 3階にあるホールも美しく、優雅な雰囲気です。

 チケットはホームページhttp://www.bayerische.staatsoper.de/228-ZmxhZz0xJmw9ZW4-~index.htmlから購入できますが、公演の2ヶ月前までと後ではシステムが違います。(6、7月にあるオペラフェスティバルを除く)
 2ヶ月前まではホームページ上、所定のフォームに希望座席、必要事項を入力して送ります。それぞれの公演でオーダーはいつから受付が始まるか表示してありますが、人気の公演は受付が始まる前にオーダーを送っておいた方が良さそうです。受付が始まってしばらくすると結果が郵送されてきます。希望の席が取れなかった場合、他の席が割り当てられ、指定された日までに購入の意思表示とクレジットカード番号を電話かFAXで伝えなくてはいけません。最初のオーダーの際にもクレジットカード番号は入力するので、2度手間ですが仕方ありません。希望通り席が取れた場合はこの手間は不要なのかもしれません。
 2ヶ月前を過ぎるとこのオーダーで残った席がネット上、座席を選べるシステムで購入できるようになります。但し、ここは立ち席もネット販売されますので注意が必要です。下から2番目のカテゴリーは普通の席と立ち席と両方あるので要注意。Stehpl.と表示されるのは立ち席です。
7月17日追記 [ 下から2番目のカテゴリーの立ち席には腰をのせることができる小さな腰掛があります。完全な立ち席とまではいきません。一番下のカテゴリーは3種類あります。Stehplaz、Partiturplaz(譜面席)、HörerplazですがPartiturplazとHörerplazは舞台が見えません。Stehplazは完全な立ち席です。
 バイエルン州立歌劇場はここに書いたNationaltheaterの他、Prinzregententheater、Cuvilliés-Theater http://kametaro07.blog.so-net.ne.jp/2009-07-31があり、それらの劇場で行われるオペラ、バレーのチケットも同じサイトでチケット購入が可能です。]

 オペラフェスティバルの間の公演は全て同じ日からオーダー受付になります。

 [猫]は今年のフェスティバル、ルクレチア・ボルジアはオーダー受付前に送ったのでチケット入手できましたが、アイーダは迷って受付が始まった後にオーダーを送りました。結果は売り切れ、立ち席しか購入できませんでした。しかし、その後残念ながらアイーダを歌うはずだったフリットリが降板となり、高い席を買わなかったことで結果オーライかな?

 
 ところで今年のフェスティバルでカウフマンがローエングリンを歌いますが、来年バイロイトでもローエングリンを歌うことになったそうです。2010・11シーズンにはMETでジークフリートも歌うようだし、2013年のヴァーグナー生誕200周年に向けて、ヴァーグナーに取り組む姿勢が変わってきたように思います。
 
 METについては[猫]大きな見間違い、勘違い、すみません!!!ちゃんと確かめてから書きます。

 カウフマンのファンのサイトhttp://www.jkaufmann.info/schedule__termine.htmによると、METは2010・11シーズンにヴァルキューレ、2012・13シーズンにパルジファルに出演予定。(5月5日追記)

ドレスデン・ザクセン州立歌劇場 [オペラハウス]

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 建築家ゼンパーの名からゼンパーオパーの愛称で親しまれている歌劇場です。
 クリーム色の大理石を基調とした内部は華麗で美しく、[猫]が今まで行った中で一番好きな歌劇場であります。
 
 座席数は1323席。

 チケットはゼンパーオパーのサイトhttp://www.semperoper.de/en/oper/welcome.htmlから購入できますが、ここのシステムでは、席のカテゴリーは選べますが、自動的に座席が指定されるので座席は選べません。
 この歌劇場はグループチケットの方が一般販売より高い設定になっているのですが、観光都市ということで、旅行代理店、ホテル等で良い場所の席を相当数押さえてるらしく、ネット販売ではなかなか良い席はでてこないようです。
 一旦売り切れになっても、こういった代理店、ホテル等から戻ってきたと思われるチケットがネット販売で不定期にでてくることもあります。
 ゼンパーオパーのサイト上で行きたい日の公演が売り切れでも他の日の公演からチケット販売のサイトにアクセスして、画面上方右から3番目、Event Scheduleをクリックすると全公演の販売が出てきます。そこから見ると行きたい日の席があることがあります。そこでも売り切れでもあきらめるのはまだ早い。数日後販売再開になったりしてました。

 [猫]は2回ここに来ましたが、2回共売り切れになってしまったのをリゴレットは1ヶ月前、セビリアの理髪師は2週間前ぐらいにネット販売で購入することができました。

 チケットの値段の設定が細かく分かれているのですが、出演者によっても違いますし、同じ出演者、同じ公演でも曜日によって違ったりすることもあります。それでもロンドン、ウィーン、パリ、チューリッヒ等に比べるとずっと安く、ベルリンと似たり寄ったりといったところでしょう。

 音楽監督はファビオ ルイージ。オケも上手だと思うのですが、上記のような主要都市に比べると、有名な歌手が集まる機会は少ないようです。観客も観光客が多そうなのですが、ドレスアップした人達が多い劇場です。

 BOXオフィスは歌劇場と少し離れていて、劇場前の広場をはさんで向かい側にあります。上の写真で言うと、手前になります。
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 劇場内部はとにかくきれい!優雅!華麗!!!
夏はテラスが開放されて、日の長いヨーロッパの夕暮れ時、劇場前の広場を見渡しながらの夕涼みといった感じで気持ち良いものです。

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ベルリン州立歌劇場 [オペラハウス]

 しばらくオペラ実演鑑賞はできないので、今までに行ったオペラハウスについて感想など少々。
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 Wikiによると、2009年から改装工事に入るとあったので、ずっと勘違いしてましたが、リンデンのサイトによると2010年10月から工事に入るということで、あと1年、趣のある、でもちょっと古くさいこの歌劇場でオペラを楽しめます。

 観客席数は1396席、音響は良いとは言えません。あまり大きくない劇場なので[猫]のようなドシロウトにとっては問題なく思えますが、音楽監督のバレンボイム先生はご不満だと聞いたことがあります。1月にミュンヘンで見たカルメンの指揮者エッティンガーはアシスタントをしていましたが、すでにここを離れ、9月からマンハイムの歌劇場の音楽監督に就任するそうです。3,4月と新国でリングの指揮をとっていますが、評判はなかなか良いようです。

 チケットはStaatsoper UDLのサイトhttp://www.staatsoper-berlin.de/から購入できますが、一度売り切れでも後で出てくることもあるようです。さすがに今回のパルジファルはなかったようですが・・。
 ベルリンウェルカムカード(48,72時間、5日間と3種類あり、公共交通機関を乗り放題、美術館などの割引のあるカード、観光案内所、主要ホテルなどで購入可能)で、プレミアとスペシャルイベント以外、窓口直接購入に限り25%の割引があります。これはドイチェオパー・ベルリン(バレーは除く、予約不可)コーミッシュオパー(プライスカテゴリー1-3)でも同様。今回はドレスデンに途中行ってしまったので自分では利用したことがないのですが、ずっとベルリンに滞在する人にはお勧め。でも売り切れになるような人気のあるものは事前にネット購入しなくてはいけませんのでよく考えてからご利用を・・・。詳細はhttp://www.visitberlin.de/welcomecard/index.php?lang=de

 私がここに来たのは2回、両方ともパルジファルの公演ですが、開演前、休憩中、入り口の外も中のホールも人であふれかえっていました。

 特に今回は音楽関係の人達かもしれませんが、見た目ファッション業界?のようなオシャレな雰囲気の人達が大勢集まってオペラ談義といった感じ。
 
 クロークは入り口入って右、階段を降りたところにあります。
 
 バーカウンターは地下と1階ホール、2階アポロザールにあります。最上階は行ったことがないので分かりませんが、3階はなかったと思います。今回は2階席(1RANG)だったのでアポロザールを利用しましたが、コンサートなども行われるホールで、椅子、テーブル等が置かれ、コーナーにバーカウンターが設けられていました。でも他の劇場に比べると長く並ばなくてははいけない気がしました。椅子の数も充分とはいえませんが、少し高くなっている舞台があったので、そこに座ったりしてる人もいました。
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 2007年の6月に来た時は外は涼しくても中が蒸し暑かったのですが、今回3月はさすがにそれ程でもありませんでした。

 改装しても観客席内装は変えないと聞きましたが、空調、バーカウンター等、改善されることでしょう。
 
 外観は変わってしまうのか?わかりませんが、この趣のある劇場が姿を変えることは寂しいような・・・・改装前にもう一度行ってみたい気もしますが・・・・・・???




追記(3月29日)
 演出がしばしば物議となる歌劇場でもあります。
何年か前、ドン・カルロで全裸空中逆さ吊り・・・とんでもないことをやらかしました。
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今シーズン???だったのは右の写真

全員パンダか白黒道化メイク。

左のパンダはヴィリャゾン。

これ・・・オネーギンです。

時々???な演出があるのはドイツの傾向でしょうか・・・?
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