SSブログ

怒れるオルランド(コンサート形式)・・Theater an der Wien・・・2019/3/26 [オペラ]

 3月の旅行、最後はユリアちゃんが出演するヴィヴァルディの作品でした。
ブログDSCF9146.jpg
Musikalische Leitung: George Petrou

Orlando: Max Emanuel Cencic
Alcina: Ruxandra Donose
Bradamante: Anna Starushkevych
Ruggiero: David DQ Lee
Angelica: Julia Lezhneva
Medoro: Philipp Mathmann
Astolfo: Pavel Kudinov

Orchester: Armonia Atenea
DSCF9145ブログ.jpg
 この劇場ではコンサート形式の上演に字幕はなし。プログラムを見ながら鑑賞する人も多いのですが、[猫]は目が悪いので無理。それに古楽、特にヴィヴァルディやヘンデルなどは内容が分からなくても技術を堪能する歌の饗宴こそが最大の楽しみなので字幕なしでも全く気にしません。
 演出付きの公演は予定されていないこともあってか舞台には譜面台が並べてあり、ほとんどの歌手の人達は譜面を見ながら歌ってましたが、ルッジェーロ役のリーは譜面を見ることなく演技も伴って歌ってました。
 お目当てのユリアちゃんは相変わらず豊潤な声と多彩な技術で観客を魅了。ユリアちゃんで始まり、ユリアちゃんで終わった3月の遠征ですが、今はロッシーニよりも古楽のほうが魅力をより堪能できる気がしました。
 ドノーセを聴くのは初めてでしたが、貫禄の歌いっぷりといったところ。最近はクンドリ、フリッカなどワーグナーも歌っているようですが、古楽でもまだ存在感は充分でした。
 他の歌手の人達もそれぞれ個性が際立つ歌いっぷり。何より重唱で美しく調和するさまは極上。
 意外だったのはいつも派手な衣装のツェンチッチが全身黒というシックな装いだったこと。趣味が変わったのかと思いきや、なんのなんの最後はしっかりとド派手に変身。見た目でも観客を楽しませることに怠りはありません。
 以前はばらつきが気になったこともあったペトロウ&アルモニア・アテネアの演奏も今回は頼もしく、充実した公演でした。
 
 これにて3月の遠征の感想がようやく終了。4月に3公演鑑賞しましたが、ベルリンの『マイスタージンガー』は既にアップ済み。他の2公演はピアチェンツァの『セルセ』とベルリンの『修道院での結婚』。6月には9公演もみたのですが、書けるのはいつになるやら?
 
 
 

 
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。