ルサルカ・・・Gran Teatre del Liceu・・・2012/12/30 [オペラ]
Direcció musical Andrew Davis
Director d'escena Stefan Herheim
Rusalka Camilla Nylund
El príncep Klaus Florian Vogt
Vodnik Günther Groissböck
La bruixa Jezibaba Ildiko Komlosi
Princesa estrangera Emily Magee
はカバカバしいことが嫌いではありません。
いや、むしろ好き・・・大好きかもしれません。
しかし、プロの演出家が創造するカバカバしさには・・・・カバも休み休みにしましょうヨ・・・
と言いたくなるときもあるものです。
それはカオス、パニック。。。
カオスの後のブラックなオチはよくある手法という気がしないでもないけど、
上手いと言えないこともない。
簡単に言えば、ブラック・コメディ的作品でしたが、気になったのは、後半になると、あまりにも支離滅裂にカバカバしいことが次から次へと起こりすぎて、音楽が吹っ飛んでしまうほどだったこと。
被り物、宙吊り、観客席にまで大勢が現れて紙吹雪、その有様はほとんどショーのようなもの。
でも『ルサルカ』の音楽自体が少々ミュージカル的な軽さというか、薄さがあって、吹っ飛んでしまっても仕方ないかな?というところもあり。
新国のようにファンタジー仕立てにするのが一番一般受けしやすいし、音楽の雰囲気と合っているのでしょうが、薄くて軽い分、演出家としては色々といじりたくなるのかもしれません。
新国の『ルサルカ』同様、演出は夢物語
しかし、それは少女の夢物語ではなく、父親役の夢物語
つまり大きく読み替えられた演出で、2幕冒頭の森番と料理人が歌う場面はカットされてました。
ルサルカは娼婦
パパにも2種類ありますが、父親役はルサルカに惑わされる男。
外国の王女はこの男の奥さん
王子は男の夢の中にでてくる若かりし頃の自分自身
イェジババはスリ
男は小さい頃から姉達にバカにされて育ったトラウマをもっている
娼婦と一緒にいるのを妻に見られて家に入れてもらえない男
ようやく入れてもらえて寝付く・・・
夢に出てきた若かりし自分
娼婦ルサルカは初恋の人に似てる
初恋の人を裏切って他の人と結婚してしまったことに後悔している面もある
夢の中では次から次へといろんなことが起こる
でも何が起こっても最後にはいつもみんなからバカにされる男
女にだらしなかった自分の若い頃のことも思い出したくない
夢の中で若い頃の自分をナイフで刺す
でも死なない・・・
イェジババも忌々しい・・・刺す
でも死なない・・・
そこに妻が
刺す・・・
死なないはずだった・・・・・・・・
毎度のことで予習はいっさいなし、演出についても何も調べないで鑑賞するわけですが、
こういった大きく読み替えられた演出というのは、最後どうなるの?と観客に思わせたらほぼ成功なのかもしれません。
出演者全員が同じ方向を向き、一人一人が表現力を駆使して物語を作り上げる力がなければ、全く意味がわからないで終わってしまいますから。
そういった点では出演者全員が間違いなく、同じ方向を向いてひとつになっていた公演でした。
主役はグロイズベック
普通愛情を込めて歌われるであろうUbohá Rusalka bledá! Běda! běda! běda!
最初は自分を誘惑する女に対する嫌悪感を示すように歌われていたのが、その後、お腹の底から苛立ちを表すように変化していき、このフレーズが強く印象に残ることになるとは思いもよらぬことでした。
男の髪は青みを帯びていて、青い髪の子供や王子役の不思議くんがこの男の過去の姿と分かるわけですが、哀れな蒼いルサルカ・・・・と歌うのも、恋人を裏切った過去の自分へ嫌悪感、そして女に悩まされ続ける人生への嫌悪感を表すように、場面ごとに強烈なインパクトで耳に残ったのでした。
それほど歌う場面は多くないわけですが、ずっと舞台上にいて、悪夢の中で追い詰められていく様子は鬼気迫るもので、これほど舞台センスがある人だとは思いませんでした。
カーテンコールでは通常の公演と同様に最後にルサルカ役が登場したのですが、それが不自然で、女に翻弄され続け、自滅していく男の話として最後に登場すべきはグロイズベックが相応しいと思えてしまったほどでした。
若い頃を演じたフォークトさまは徹底的に不思議くん
登場した時から、その格好には(・◇・)
プレスリーのようなリーゼントに長いもみあげでセーラー服(当たり前ですが、女学生のではなく、水兵さんですよ)ってありえる????
全く周りが見えてないかのごとく、宙に浮いた視線・・・
途中声のでないルサルカははマネキンとなり、マネキンを抱きながら歌ったりする様子は不思議くんもまるでマネキンが歌っているような・・・
しかし、この不思議感というのはどこからくるのか?
角を隠し通したユニコーン?
声の響き方に時折秘めたるキャパの大きさを感じることがあり、隠している角がチラ見するようで、それが不思議さの所以のような気がしました。
女性陣はというと、この大きく読み替えられた演出でキャラが単純化されてしまい、あまりに視覚的にいろいろ起こりすぎる演出によって影が薄くなってしまった感あり。
でも、本来の主役ニュルンドとイェジババ役のコムロシは自由奔放、伸び伸びと歌っていて、カーテンコールでは二人とも凄く楽しそうにしてました。
もうひとり、外国の女王役のマギーも、もともとそれ程目立つ役でもないことに加え、演出で一番目立たなくなってしまったような・・・
でも読み替えた話が伝わったのも、全員が役割を果たしたからですから、納得の出来というべきでしょう。
視覚的に疲れる演出で、『ルサルカ』という作品に思い入れがある人にとっては煩わしいだけの演出でしょうが、グロイズベックの思わぬ魅力を発見できたので、これもまたよしと思えた公演でした。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
これにて冬の旅行で鑑賞した公演の感想をようやく書き終えました。
そういえば毎年鑑賞のまとめなど書いてましたが、昨年度については書けそうにありません。
2013-01-27 11:43
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コメント(22)
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一昨年の時点ではこの『ルサルカ』も見に行こうと画策していたので、kametaroさんのレポを楽しみにしていました。
へえ〜、グロイスベックが主役でしたか。彼はけっこうルサルカのヴォドニクが当たり役なのかもしれませんね。
読み替えが凝り過ぎてるとそちらの読み解きに気をとられてしまって音楽のじゃまになると思います。
ルサルカを娼婦に見立てるの、どっかでもやってましたよね、はやっているのかな。
お忙しいなか、鑑賞記お疲れさまでした!いろいろきかせていただいてありがとうございました。
by galahad (2013-01-27 18:27)
大変ご無沙汰しております。
1月も下旬となってしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。
リセウのルサルカ、初日鑑賞しました。
グロイスベックは、新国ローエングリンでも初日はやや緊張気味でしたが、ルサルカも最初のうちはかなり固かったです。
でも本当に熱演でした。最初から最後まで舞台にいて演技し続けなくてはいけない、て本当に大変だと思うのですが…
最終シーン、自分が殺した妻とダンスを踊ろうとする場面の演技とか、なかなか凄みがありました。
kametaroさまの仰る通り、この演出での主役はヴォドニクですよね。
演出は・・・
あまりに複雑というか何というか、2幕なんてオペラ観に来ている雰囲気ではなかったです。一部の観客なんて写真撮りまくっていたし。
演出のアイデアとしては悪くないと思ったのですが、あそこまで色々詰め込み、舞台以外でもストーリーが展開していると、正直混乱してしまいました。
初日は、フォークトさんですら、2幕は少し歌いにくそうにも見えましたが、kametaroさまがご鑑賞になられた日はいかがでしたか?
by Ree (2013-01-27 18:40)
kametaroさん、
お疲れ様でした! 短期間のご旅行でしたが、こうしてレポを拝見していると、濃密な時間をすごされたなぁ、と。 移動も大変ですが、劇場を後にしてからも、思い返して消化してという工程が必要な作品もありますし。
BSOのルサルカは、実際の事件を題材にして、それはそれで強烈でしたが、このHerheim版は、作品からのかい離という点で、BSOの上をいっていたような。 ルサルカの存在って、きっかけでしかなく、主役は仰る通りVodnik=Groissböckで、どこにでもあるような男の悲劇。 最後に、娼婦ルサルカがまた新しい客をひっかけていましたが、同じ物語が繰り返される暗示かなと思いました。
異次元世界の出来事に思えるこのメルヘンオペラを現実世界にもってくることで、観客を引き込みたかったのか。 ROHのルサルカはBrothelが舞台でしたが、ほかにもルサルカ=娼婦のプロダクションあるのかしら? (→galahadさん、どうでしょうか?) やはりもともとお話が荒唐無稽だから、手をくわえたくなるものなのでしょうかね。
Vogt様は、ボックス席でのMagee=外国のプリンセスとのいちゃつき演技もどうにはいったものでしたけれど、全編通して、心ここのいあらず、みたいな雰囲気に思えました。 演出なのかもしれませんし、歌は相変わらずご立派でしたけれど・・・。
影の(でしょうか)主役Groissböckは、お見事というしかありません。 どれだけ役の幅がひろげられるのか、今後も注目です。
by Kew Gardens (2013-01-28 00:14)
この『ルサルカ』はモネ劇場との共同プロで、ブリュッセルでは昨シーズンの演目でした。実演ではなくてオンライン・ストリーミングで鑑賞しただけでしたが、実演を観に行かなかったのを後悔したくらいツボにはまって、とても気に入ったんです。
バルセロナでも演るのは知ってましたが、フォークトが王子様とは!リーゼントのかつらで彼とはすぐにはわかりませんでした。
ヘアハイム演出ですから、視覚要素がこれでもかのてんこ盛りでマジック・ショーみたいな舞台にわくわくさせられましたが、実演では音楽の邪魔に感じられたかもしれません。このドボルザークの音楽には、ワーグナーのパロディー的な面はあるのに気宇壮大さに欠けるし、王子と水の精の恋愛というストーリー自体が大人のためのメルヘンなので、この現代的演出は理に叶っていて破綻もなく素晴らしいエンタメになってるとわたしは思いました。読み替えというより、メルヘンの裏に一歩踏み込んだ解釈で。
実演をご覧になられた方々がうらやましいです。
by レイネ (2013-01-28 05:28)
kametaroさん、はじめまして。同じ日の鑑賞でしたので懐かしく思い出しております!カーテンコールの写真、動画、すごいです!私も一生懸命撮ったのに、ほとんどぶれてしまって(泣)。
フォークト様の王子さまを楽しみに1列目を買っていたのですが、この演出、お好きな方もいらっしゃるのであまり嫌なことは言いたくないのですが(気に障ったらごめんなさい)、劇場を出るときにどっと疲れがでる演出でした(年のせいか?)
ルサルカ=水の精=娼婦というのも、さえない中年男の、ちょっとおたくちっくな妄想とその破滅というのも、なんだか定型的に見えて(今までそうした演出はなかったのでしょうか?なかったとしたら不思議なくらいです)、その上、客席に列をなして出てくるダンサーたちの紙ふぶきはかかるし・・・こちらの想像力が不足しているのかもしれませんが、ちょっとセックスと血に疲れました。
でも、kametaroさんのおっしゃるとおり、グロイスベックが凄かったですね!フォークト様は、グロイスベックの影、というか、彼の若い頃の回想から、成し遂げられなかった夢の中の男にずれこんでいく像を担っていたような気がするので、役割上の影の薄さのせいもあったのかもしれませんが、
まさに、この演出の主役はグロイスベックですよね。劇場のポスターも「孤独な男の雨にぬれそぼる後姿」だったので、そうしたコンセプトだと思いますし、その役割を最初から最後まで凄い迫力で勤めていたと思います!
kametaroさんの、年末オペラ旅行を拝読すると、ルサルカより、他のを私も観たかった~という気持ちになりました。
これからも、不思議くんレポート、どうかよろしくお願い致します!
by amanamour (2013-01-28 19:50)
galahadさま
>ルサルカのヴォドニクが当たり役
普通の演出だとここまで目立たないかもしれませんが、背が高く舞台榮えしますし、表情にも凄みがあるので、今回の演出がハマったというところもあるかもしれません。
一方で、他の人達はキャラが単純化されるので、目立たなくなっているのですが、それがこの演出の成功の鍵でもあるので、全員好演していたといってもよいと思います。
カーテンコールでは出演者全員手をつないで舞台上を回るように出てきたのですが、凄く楽しそうにしてました。
読み替えが懲りすぎているというよりも、夢の世界の話なので、なんでもあり・・・
考えるというものでもないのですが、とにかくいろんなことをやらかしてました^^;
Kewさまが仰っているROHの演出はなんだか写真を見ると陰湿そうですが、これはコメディ的要素満載なので、嫌な感じはしないです。
by kametaro07 (2013-01-28 20:46)
Reeさま
こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。
この日のグロイスベックには緊張や固さはないように思えました。
フォークトさんも歌いにくそうには見えなかったのですが、夢の中の人物ということで、あえてそう演じているのでしょうけど、表情や動きが変にぎこちなかったり、妙にトボけてたりで、器用なんだか?不器用なんだか?
こういうところも不思議くんだなーと思ってしまいました^^;
>あそこまで色々詰め込み、舞台以外でもストーリーが展開していると、正直混乱してしまいました。
いろいろやってましたよね。
ブラックなオチをより印象づける狙いなのでしょうけど、席が前の方だったので、視線を動かすのに疲れたというところです。
by kametaro07 (2013-01-28 21:05)
Kew Gardensさま
>Vogt様・・・心ここにあらず、みたいな雰囲気
そこがまた不思議くんで、Vogt様がボケでGroissböckがツッコミみたいな演技もしてましたよね。
夢の中の登場人物ということで、イライラをつのらせるVodnikと過去のVodnikをより対照的にするために、あえてトボケまくっていたのだと思います。
>ROHのルサルカ
もちろん観てないのですが、写真は暗い雰囲気ですし、評判も良くないようですね。
こちらはコメディ的要素満載(満載すぎかもですが^^;)なので、嫌な雰囲気はないですよね。
>主役Groissböckは、お見事というしかありません。 どれだけ役の幅がひろげられるのか、今後も注目です。
正にそういった期待感がわいた公演でした。
by kametaro07 (2013-01-28 21:28)
レイネさま
>オンライン・ストリーミングで鑑賞
やはり欧州はそういった鑑賞の機会が多くて羨ましいです。
>視覚要素がこれでもかのてんこ盛りでマジック・ショーみたいな舞台にわくわく
あれだけのアイデアを盛り込むとはヘアハイムって天才的です。
手法も上手いと思わされる面はあるのですが、席が前の方だったせいもあって、次から次へと色々ありすぎて、視線を動かすのが大変というところです^^;
範囲が限られる画面のほうが見やすいかもしれません。
実演もあまり前方でなく、後方の方が良かったかなと思いました。
実演鑑賞の機会があるといいですね。
by kametaro07 (2013-01-28 21:46)
amanamourさま
はじめまして。
写真は私もピンボケになる方が多いです。
小さな所謂バカチョンカメラですし、劇場内は暗いですから難しいですよね。
この公演を一番前で鑑賞するのは視線を動かす範囲が広すぎて大変だったこととお察しいたします。
この演出は遠目に観たほうがよい気がしました。
でもフォークトさまの様子など、やはり最前列で見たくなるというものです。
>劇場のポスターも「孤独な男の雨にぬれそぼる後姿」
あのポスターはなかなかお洒落で素敵でした。
>これからも、不思議くんレポート
4月に来日ですね。楽しみにしましょう!
こちらこそ不思議くん情報など、どうぞ今後共よろしくお願いいたします。
by kametaro07 (2013-01-28 22:07)
kametaroさま、
モネ劇場は劇場主導型オンライン・ストリーミングの先駆けで、先シーズンから全演目を実演終了後3週間にわたって劇場サイトでタダで見ることができるんですよ。地域に関係なく、全世界に向けて発信してるんです。基本的に字幕はフランス語とオランダ語だけですが、演目によっては英語字幕が選べたこともありました。ここのストリーミングのもう一つ優れてる点は、途中で見るのを止めても、次に見るときはストップした時点のシーンから始めることができるんです。一度に鑑賞する時間が作れなくても大丈夫なんです。詳しくは拙ブログでもお知らせしますが、ぜひご覧になってくださいませ。(現在公演中の『マノン・レスコー』配信は2月12日から)
また、『ルサルカ』ではないけどヘアハイム演出の『セルセ』(先シーズン、ベルリンのコーミッシュ・オーパーで初演のプロダクション)を今週末にデュッセルドルフに観に行きます。
amanamourさま、
同じ演目を見て話題を共有できることがうれしいのであって、皆様それぞれ異なるご感想をお持ちになるのは当然ですし、正反対の意見だから気に障るなどといういうことはありません。むしろ忌憚なき意見や素直な感想を色々知りたいと思っています。あれこれ言い合って盛り上がるのが楽しいんです。
by レイネ (2013-01-29 06:04)
kametaroさま
3月のリーダーアーベントと4月のマイスタージンガー、どちらも行きたいのですが、たぶん日本に帰らないので無理なのです(泣)。kametaroさまはいらっしゃるんですよね?ぜひぜひ感想教えてください!!
レイネさま
ありがとうございます!正反対の意見というより、未熟な意見でお気に障ったら、と気になってしまって・・。でも、あたたかなお言葉ありがとうございました!
モネ劇場のストリーミング、嬉しいですね!ヘアハイムはまだたぶんこのルサルカしか見ていないし、「セルセ」は好きなので、見てみようと思います!(kametaroさま、場所をお借りしてすみません)
by amanamour (2013-01-29 16:24)
kametaroさまが鑑賞になられた日、フォークトさんもグロイスベック君も過激な?演出に惑わされることなく実力を発揮していたようで良かったです!
ヘアハイムのルサルカ、もし実演を何度か劇場で鑑賞出来て色々なシーンの意味を整理出来たら、本当に面白かっただろうな、と思います。
どこかで再演されたらもう一度観てみたいのですが、既に、モネ、グラーツ、ドレスデンで上演されているのでこれで終わりでしょうか…
初日のカーテンコールでは、ヘアハイムと演出家チームも登場しました。
主要歌手とオケに対しては、普通にブラボー!だったのですが、演出家チームに対しては、凄いブーイングとそれに対抗するブラボー!が出てお祭り騒ぎ(笑)。
ヘアハイム自身は、そんな反応に慣れているのか始終にこやかでした。
by Ree (2013-01-29 20:17)
レイネさま
>劇場主導型オンライン・ストリーミング
情報ありがとうございます。
放送局のオンデマンドはオンライン・ストリーミングとは言わないのでしたっけ?
放送局だと放映権の関係で観れないことが多いので、勘違いしてました。
リンデンの『ローエングリン』もヘアハイムでマリオネットのローエングリンなのですが、観たくてもなかなか再演の機会がないのです。
特に小さなシラーの間は再演が難しいかもしれません。
>ヘアハイム演出の『セルセ』
写真を見ましたが、面白そうですね。
レポ楽しみにしてます。
by kametaro07 (2013-01-29 20:50)
amanamourさま
欧州在住でらっしゃるのですね。
色々とご覧になる機会は日本にいるよりずっと多いことでしょう。
羨ましいです。
>3月のリーダーアーベント
全く気づいてませんでした_(._.)_
でも私もこの頃は日本にいないかも?です。
チケットはすぐ売り切れてしまいそうですね。
4月のマイスタージンガーは参ります!
by kametaro07 (2013-01-29 20:59)
Reeさま
>既に、モネ、グラーツ、ドレスデンで上演されているのでこれで終わりでしょうか…
既にあちこちで上演済みなのですね。
再演もなきにしもあらず・・・・だと思いますが、どうなのでしょう?
>色々なシーンの意味を整理出来たら、
意味が分かっても面白いですが、本文にも書いたように、私の場合は意味があるとも思えないバカバカしい発想自体が結構好きなのです。
例えば欧州によくある筒状の広告塔の上でニュルンドが歌っている間、筒の中では人魚の尻尾が動いてましたよね。
特に大きな意味があるとも思えないアホくささ、よくこんなこと思いつくなーというところにハマってしまったりするんです(~_~;)
>凄いブーイングとそれに対抗するブラボー!が出てお祭り騒ぎ(笑)。
私もパリでワリコウスキの『ロジェ王』で強烈なブラヴォーとブーの応酬だったことがあります。
最高ですv(=^0^=)v
この日は演出チームが出てこなかったせいか全くブーがありませんでした。
by kametaro07 (2013-01-29 21:22)
amanamourさま、すみません、段落変えしなかったのでモネ劇場(ベルリーのブリュッセル)のことかと思われたかもしれませんが、今週末観に行くのはデュッセルドルフの歌劇場(ドイツ)の『セルセ』でヘアハイム演出ですが、オンライン・ストリーミングの予定はないと思います。どこかのTV局が録画して放映という可能性はありますが。
オランダ最南端の盲腸部に住んでるので、アムステルダムに行くより、ベルギーのブリュッセルや、ドイツのケルン、デュッセルドルフの方がずっと近くて行きやすいのです。
by レイネ (2013-01-30 17:29)
レイネさま
私の読み違えです、こちらこそすみません!モネ劇場ではないんですね!デュっセルやケルンがお近くなんて羨ましいです。ケルン、行きたいです。まだバルセロナに住み始めて日が浅いので、欧州のあちらこちらにオペラを観にいらっしゃるのは憧れです。読み違え、訂正してくださってありがとうございます。また、お手数おかけして申し訳ありませんでした。
by amanamour (2013-01-31 22:51)
Kametaroさま
NHKホールにて秋にお話させていただきまして以来です。
3月リーダーアーベントの頃は、
ワーグナー三昧のご旅行でしょうか。
楽しみですね。
メスト・ティーレマン・ラニクルス、
ウイーン・ザルツ・ベルリン他、
ワーグナー祭のようです。
by カバラドッシはオニール! (2013-02-28 20:47)
カバラドッシはオニール!さま
お久しぶりです。
オニールのカヴァラドッシがお気に召されたようですね。
>ワグナー三昧
どうしてお分かりになるのでしょう?
お話ししたでしょうか?
話さなくても行動はお見通しでしょうかね(~_~;)
当初3本観る予定だったのですが、2本になりました。
ベルリンがシラーのリングのワルキューレかジークフリートを狙っていたのですが、リングはセットでしか購入できないので、諦めて別の機会を待つことにしました。
パルジファルは仰るようにDOB,ザルツ、ウィーンもありますが、私奴が選んだのはチューリッヒです。
他、フランクフルトでローエングリンです。
もしかするとザルツにいらっしゃることに?
by kametaro07 (2013-03-01 18:28)
こんばんは。
はい、お見通しですね。
ザルツはパルシファルのみの1日滞在です。
こちらも気になっていました、
フランクフルトのローエングリーンは、
指揮良し、
主役3歌手良し、
良い公演になりそうな予感ですね。
また、ホワイエが天井までガラス張りで、
空間もとても広いから、
ゆったり過ごせて好きです。
いらっしゃれて羨ましいです。
by カバラドッシはオニール! (2013-03-13 21:21)
カバラドッシはオニール!さま
やはり!
お互いお見通し・・・分かりやすいところが長所ということで(#^.^#)
ザルツは単券がでたのでしょうか?
ドレスデンでは来シーズン、ワグナーは振らないですから、そんな先まで待てないということですね。
ご英断に違いありません。
ザルツはコッホがアンフォルタスとクリングゾルの両方を歌うというのも注目です。
ティトゥレルとクリングゾルを両方歌うということはあっても、これはなかなかないのでは?
演出的に何か意味がありそうな気もしますが・・・
何よりティーレマン&SKD!楽しみですね!
by kametaro07 (2013-03-15 21:25)