ルツェルンフェスティヴァル・オーケストラ・・・2012/8/11 [コンサート・リサイタル]
モツレク終了後
LUCERNE FESTIVAL ORCHESTRA
Bavarian Radio Choir (Chorus Master: Peter Dijkstra)
Swedish Radio Choir (Chorus Master: Peter Dijkstra)
Claudio Abbado conductor
Juliane Banse soprano (Beethoven)
Bruno Ganz narrator
Anna Prohaska soprano (Mozart)
Sara Mingardo alto
Maximilian Schmitt tenor
René Pape bass
Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Incidental music to Goethe’s tragedy “Egmont” for soprano, narrator and orchestra, Op. 84
Wolfgang Amadé Mozart (1756-1791)
Requiem in D minor, K. 626 (edition by Franz Beyer/Robert Levin)
マーラー8番からプログラム変更になったため、ファンからは失望の声も上がった公演です。
発売当日にネット環境が悪いところにいたので、チケット確保に失敗、諦めていたのですが、プログラム変更のおかげでリターンがあったらしく、売り切れだったのがネット販売にでてきました。
それにクラオタではないので、個人的にはプログラム変更云々は興味ありません。
初アバドをルツェルン・フェスティヴァル・オーケストラと充実のソリストで聴けたことだけで大きな喜びに他なりません。
コンサートホールは歌劇場の音響よりもずっと残響感が強いのですが、ベートーベン・エグモントとモーツァルトのレクイエムには素晴らしい音響空間でした。
エグムントはゲーテの悲劇
輝かしい弦の響きと柔らかな管の音色に序曲から感動、最後まで極上の音楽空間にどっぷりと浸る快感を味わうことができました。
ブルーノ・ガンツのナレーションはPA、
音楽と重なった渋い威厳のある声はPAでも違和感なく、悲劇を物語り
バンセの声はサラサラと心地よく響きました。
声が少々乾き気味に聴こえたのは、この後プロハスカの声もいつもより乾き気味に聴こえたので、音響のためでしょう。
続くモーツァルト・レクイエム
ソリストも言うことなし
久々に聴いたパーペの声にも酔わせていただきました。
終了後の黙祷は永遠に続くかと思われるほど長く、
心に深く染みわたった鎮魂歌でした。
今思うと、語りや歌の字幕はなかったようでしたが、席から見えないだけだったのか?
聴いている間はそんなことも全く頭に浮かばず、音楽に浸ることだけで大満足だった公演でしたが、こういったコンサートでは字幕がないのが普通なのでしょうね。
もうザルツに戻らないで、このまま日本に帰りたい・・・・とも思ってしまいました。
また来年も来ようかな(・_・)
さてブルーノ・ガンツ
どこかで見たことがある・・・・と、ずっと考えていたのですが・・・
なぜか頭に浮かぶのはスターウォーズのヨーダ・・・( `・ω・) ウーム…
違うヨ・・・・←当たり前じゃ
ずっと後になって・・・・
総統閣下だ
2012-08-22 22:06
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コメント(4)
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素晴らしい公演をご覧になったんですね。 ザルツがペケでも、Luzerneで相殺どころかお釣りがくるくらいではないでしょうか。
>終了後の黙祷
ネットでの鑑賞でも、演奏者も観客もその場にいた人全員が祈りをささげているのではないかと思ったくらい。 Abbadoが最後に胸の前での手を合わせたように見えました。
>ブルーノ・ガンツ
あぁ~ん、私なんて名前を見たときに思い出したのが、"ベルリン天使の歌”(って、20年以上前?!)。 登場した時には、あまりにお年を召していて、ひっくり返りそうでした。
by Kew Gardens (2012-08-24 21:46)
Kew Gardensさま
>Abbadoが最後に胸の前で手を合わせたように
席からは下を向いて左手をずっと胸にあてていたように見えました。
長い祈りの時間に感動が深まりました。
健康で来年もこの場に立っていただけることを願ってやみません。
来年のプログラムがどうなるかわかりませんが、行きたくてもチケット入手困難にかもしれませんね。
>ブルーノ・ガンツ
映画をほとんど観ないので、総統閣下も思い出すのに相当時間がかかりましたm(__)m
by kametaro07 (2012-08-25 00:03)
すいません、こちらにもお邪魔させていただいて・・・
わたしもメディチで見ていました。
モーツァルトの方は、パーぺもプロハスカちゃんも楽しみだったのですが、プロハスカちゃん、PCで聴いていても少々乾き気味だったような。字幕がないのは内容が実際にミサに参加しているような進行だから、ということもあるかもしれません。わたしもついPCの前で神妙に聴いてしまいました(笑)。
でもオケの運びに関してははわたしはエグモントの方が素晴らしかったかなぁ、とも・・・
ガンツはKew Gardensさまと同じくわたしも"ベルリン天使の歌”で天使をやめたあとカラフルなジャケットを着てうれしそうな笑顔をしてたあの人、というイメージの方が強いです、ふふ。
by Kinox (2012-09-26 09:58)
Kinoxさま
こちらでもどちらでもウェルカムでございます^^。
>プロハスカちゃん
ザルツのモーツァルトハウスとスカラで聴いた時の方が潤いがあるように聴こえました。
音響特性で声が違って聴こえることってありますよね。
今後益々注目株です。
>オケの運びに関してははわたしはエグモントの方が素晴らしかったかなぁ
仰ることわかります。
最近はオペラに関しては同じベートーヴェンの『フィデリオ』に力を入れていたようですが、エグモントを聴きながら、さすがベルリン・フィルの音楽監督を長年勤めた方だと納得してました。
>"ベルリン天使の歌”で天使をやめたあとカラフルなジャケットを着てうれしそうな笑顔をしてたあの人
なんだか見たくなってきました(^-^)/
TV放送とか機会がないかな?
by kametaro07 (2012-09-26 18:55)