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カメラータ・ザルツブルグ2・シューベルト&バルトーク・Mozarteum・2012/8/9 [コンサート・リサイタル]

PROGRAM
FRANZ SCHUBERT • String Quartet in A minor, D. 804 – "Rosamunde"
BÉLA BARTÓK • Contrasts – Dances for Violin, Clarinet and Piano
FRANZ SCHUBERT • Rosamunde-Impromptu for Piano in B flat, D 935/3
BÉLA BARTÓK • Music for Strings, Percussion and Celesta
FRANZ SCHUBERT • Romance from the drama Rosamunde, Fürstin von Zypern D 797
FRANZ SCHUBERT • An den Mond D 296
FRANZ SCHUBERT • Geheimes D 719
FRANZ SCHUBERT • Suleika II (Ach, um deine feuchten Schwingen) D 717
BÉLA BARTÓK • Divertimento for String Orchestra
FRANZ SCHUBERT • Overture to the melodrama Die Zauberharfe, D 644 – Rosamunde Overture
FRANZ SCHUBERT • Rosamunde, Fürstin von Zypern – Incidental music to the play by Helmina von Chézy, D. 797

Adam Fischer, Conductor
Quatuor Mosaïques
Ruth Ziesak, Soprano
Jörg Widmann, Clarinet
Erich Höbarth, Violin
Alexander Janiczek, Violin
András Schiff, Piano
Camerata Salzburg
Concert Association of the Vienna State Opera Chorus
Ernst Raffelsberger, Chorus Master

ハンガリー生まれのフランスのヴァイオリニスト,シャーンドル・ヴェーグ生誕百周年のコンサートです。
1971年からザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で教鞭をとり、1979年からモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカの指揮者として活躍、1997年にお亡くなりになった方です。

16時開始で終了が21時15分
ワグナーのオペラじゃありませんヨ
盛りだくさんの贅沢コンサートです。
休憩は20分、30分、20分と3回あり、普通のコンサートの2回分と考えてよいでしょう。
ただホールに入って思い出しました・・・こ・ここは木の椅子~~~
休憩が3回あるとは言え、これは覚悟しなくては・・・
と臨みましたが、思ったほど気にならず・・・
やはり肉付きが良くなったようですが、さすがに3回目の休憩後はチト痛かったです。

しかし、内容がバラエティに富んで、なおかつ全て充実の内容だったので、お得感のあるコンサートでした。

もったいないと思ったのは2回目の休憩の後、戻ってこない人が散見されたこと
他の公演に行った人もいたでしょうが、終わったと勘違いしてしまった人もいたかもしれません。

プログラムの構成がよくできていて、穏やかなシューベルトと激しいバルトークが交互に演奏され、両方の美しさが飽きる事無く、良さが強調される形になっていました。

モザイク四重奏団の演奏による、まらやかな味わいのシューベルト、
それぞれの技術が見事に絡み合ったバイオリン、クラリネット、ピアノの3重奏のバルトーク、
音色の美しさが際立ったシフのピアノ独奏、シューベルト
アダム・フィッシャー指揮、ピアノをシフが担当したバルトークの弦チェレ
シフのピアノ伴奏にソプラノの穏やかな声が印象的だったシューベルト、
ワクワクとエネルギッシュな弦の競演、バルトークのディヴェルティメント
最後はフィッシャー指揮、弦に管とティンパニが加わったオケの演奏、さらに合唱とソプラノ独唱も加わったシューベルトのロザムンデ

バルトークは初めて聴きましたが、いいですねー
調性などは先日のヒンデミットに少々似た複雑さを感じ、奥行、広がり感と力がある。
シフのピアノ、ヴィトマンのクラリネットそしてヤニチェクのバイオリンの3重奏はバイオリンとクラリネットが複雑な旋律を奏で、まるで対話しているように主張しあい、その技術たるやお見事でしたが、ピアノが仲を取り持つように控え目に調和していたのが印象的でした。
バイオリン担当のヤニチェクはその後のプログラムのオケでC・Mで活躍
弦チェレも良かった。ティンパニがこれほど多用な音を出す楽器とは知らなかった(;^_^A

最後のシューベルトはその厚みのある演奏に最初の序曲の後、感動のあまりか?舞台に向かって右手前方で拍手してしまった観客が・・・('_')
これにはマエストロ・フィッシャー、困惑して拍手した観客の方を向いて両方の手の平を向け・・・まだネ、まだまだ・・・オネガイしますよ・・・
その様子にお人柄の良さが現れて微笑ましく、拍手してしまった観客周辺からは更に拍手と笑いが起こってしまいました(--;)
その後の楽章でも、今度は反対側のお客さんの中にブラヴォーを口にしたお客さんでもいたのか?マエストロはそのお客さんの方をむいて、同様の仕草・・・まだですよ
ダメですよ、マエストロを困らせては・・・<`~´> 
しかし、今年のザルツブルク・・・・
観客の質の悪さはこんなものでは済まされなかった(ーー゛)
考えてみると、ユーロ安が昨年よりさらに進んで猫も杓子も世界中から集まっているのが原因かも?
自分もネコだけど('_')・・・


最後、会場は賞賛で満たされました。


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