ラインの黄金・・・Teatro alla Scala・・・2010/5/26

左からクレンツル、パーペ、バレンボイム、ゾッフェル、リューガメル
バレンボイムとパーペは何やらお話中。。。
Das Rheingold / Richard Wagner

Conductor Daniel Barenboim
Staging Guy Cassiers
Sets Guy Cassiers and Enrico Bagnoli
Costumes Tim Van Steenbergen

Wotan René Pape
Donner Jan Buchwald
Froh Marco Jentzsch
Loge Stephan Rügamer
Alberich Johannes Martin Kränzle
Mime Wolfgang Ablinger-Sperracke
Fasolt Kwangchul Youn
Fafner Timo Riihonen
Fricka Doris Soffel
Freia Anna Samuil
Erda Anna Larsson
Woglinde Aga Mikolaj
Wellgunde Maria Gortsevskaya
Flosshilde Marina Prudenskaya

ロンドンで派手に転んだ後いろいろあったのですが、根性で観てきました＾＾。
マネしてはいけません。。。ロンドンで怪我をしたら、ロンドンでお医者さんに行きましょう。

スカラに入るのは初めて、４階席（ギャラリーの一階下）のステージ寄りの席です。
サイドの２列目は見えないと聞いていたのですが、観に来ることを決めた時点で残っていた唯一の１列目をゲット。
ギャラリーより上は入り口が異なりますが、かろうじてお金持ち口から入場＾＾。

幕が開いて何事かと思ったら・・・労働組合のアピール。
これには拍手の方が多かったのですが、ブーイングも・・・はもちろん拍手！
主張することを諦めれば、労働条件は間違いなく低下の一途です。
初日にストライキで公演がキャンセルになりましたが、批難されるべきは労働組合側だけではありません。
経営側の努力も足りなかった結果に他なりません。
しかし、こういったことについては賛否両論あって当然でしょう。

4月のリンデンの「トリイゾ」に引き続き、バレンボイム特製のワグナー漬になりにきたわけですが、リンデンの弦の音色がしっとりと艶やかな美しさで重厚な印象なのに比べるとスカラはやや軽く柔らかな印象です。
時間も2時間半と短いため。バレンボイム特製のワグナー漬ラインの黄金風味は浅漬けの味わいに仕上がりました＾＾。

演出は床に水溜りがあり、ラインの乙女達が戯れたりダンサーが踊ったりする度に水しぶきが上がります。
水しぶきはライトに照らされキラキラと美しいのですが、オケピットまで飛んでる！？！？
オケボックスの後方に並んでいる人達の背中には透明なプラスチックの背もたれがつけてあるのですが、そんなものあまり役に立ってないんじゃないの？って思えたのですが。。。
楽器と奏者には冷たい演出だと思います。。。
背景には映像や影絵がいろいろ映し出されるのですが、は上から覗き込むように観たので全体は見えず、残念ながら背景の印象に残りませんでした。
正面から見て、その背景の前に出演者がいると印象が随分違うのでしょう。

全体的にオペラとバレーを融合させたような演出ですが、ダンサーたちは踊るだけではありません。
アルベリヒがダンサーたちによって囲まれて身動きできなくなる等、演技、演出上の役割を果たします。
おもしろい試みではありますが、観てておもしろいかというと・・・観ている角度のせいもあるかもしれませんが、今ひとつピンとこないものでした＾＾；

写真はダンサー達

衣装はお洒落でなかなか良い感じでしたがが、唯一ヴォータンの衣装だけがちょっと違う。。。
パーペだけがスーツ姿で神々の長というより、お金持ちの社長か実業家みたいな格好させられてるのです。。。
人間味をだしたかったのかな～？
もう少し神の威厳をかもしだす衣装にしてほしかったけど。。。

歌手陣の内、パーペ、サムイル、リューガメルはリンデン組、４月にパンダ・オネギンに出演していました。

パーペのリリックな声はヴォータンに合ってると思いますし、声も良く出ていては満足。
「ワルキューレ」も期待できます！
ただこの日の公演はヨーロッパ各地で同時生中継され、それを観ていた方によるとパーペの声量が今ひとつだったそうで、ちょっと驚いたのですが、音声の撮り方によって違った印象になるのだろうと思います。
今まで聴いたパーペを良かった順に並べると、グルネマンツ、マルケ王、ヴォータン、グレーミン、フィリッポ,
ザラストロの順。
これって演目の好みの順じゃないの？というところもなきにしもあらず・・・ですが・・・それならヴォータンはマルケ王より上にくる・・・ヴォータンはロールデビューだからまだまだ良くなってくるはず・・・と思ってます。

パンダ・オネギンではトレケ役でとんでもない振り付けをしながらも見事に歌い上げていたリューガメル。
上手な人だとは思いましたが、今回も異彩を放ってました。
柔らかでどこか飄々とした穏やかさのある独特の声には浮世離れした不思議な雰囲気が漂い、火の神ローゲ役にはピッタリ。
リンデンのアンサンブルですが、リンデンは低音組だけでなく高音組にも注目すべき人がいますね。

アルベリヒ役のクレンツルは高目のバリトン。
声そのものに特徴があるタイプではないのですが、歌い方と演技で姑息な雰囲気タップリで好演です。

ミーメ役のアプリンガー・シュペラッケは小太りで見るからにどこか憎めないキャラ、歌も納得の出来でした。

ファーゾルト役のユンを聴くのも楽しみでしたが、ズッシリと安定感のある歌唱で存在感充分。

写真はユン





女子ではフライア役のサムイルが今回も良かったと思います。
タチアナ役の方が光ってましたがフライア役でもシッカリです。

その他の出演者達もとしてはなかなか良かったと思うのですが、スカラの観客は女子には厳しかった！

最後に幕が降りる時、ローゲ役のリューガメルだけが幕の前に出てきて、降りてくる幕を片手で止めながら考え込むようなポーズをとります。
数秒間の静止の後、仕方ないか・・・といったように幕から手を離し、舞台右手に下がりました。
まだまだ話は続くのだけど・・・といった余韻のある終わり方が印象的。

ブラボーをもらったのは、パーペ、リューガメル、クレンツル、ユン、アプリンガー・シュペラッケ。
女子には拍手だけ。。。フリッカ役のゾッフェルには少しブラヴァーもあったけど、ブーイングも。。。
そんなに悪くなかったと思うのですが。。。

バレンボイムには大ブラボー！！！
カーテンコールでいつもオケのメンバーをを舞台に上げるバレンボイムですが、舞台にはデコボコや水溜りがあるので上げませんでした。

以前にも散見されたのですが、バレンボイムをはじめとして、リンデンのメンバーはカーテンコールの時によくお喋りしてます。
仲が良いのか？反省でもしてるのか？ただ単にこれから飲みにいく？とでも話してるのか？

右の写真や最初の大きな写真でもお喋りしてるのわかるでしょ＾＾。
いつもパーペは左にいるお仲間と話てるからの方は向いてくれなかった。。。

左からクレンツル、パーペ、リューガメル
パーペとリューガメルは何やらお話中




ロンドンで派手に転んだの目の周囲はヴォータン化が進行。。。

がいかにヴォータンと化していったか。。。ことの顛末はまた書きましょうかね？！？！
書こうか書くまいか？考え中・・・考え虫・・・痛いよ。。。

コメント 24

お怪我、くれぐれもお大事にしてください。　お早い回復をお祈りしてます。
私は２９日のラジオ放送を聴いたのですが、バレンボイム先生は相変わらずだなあと思いました。（後半は意識を失っていたのでよくわからなかったですけど）　スカラの音は実際に聴いてみないとわからないと思いますが、パーペはちょっといっぱいいっぱいな感じに聴こえました。　まだ慣れてないのかな？　ワルキューレにはすごく期待しているんですけど。
あやしげなダンス（バレエ？）はチクルス通してついてるのかな、それもおもしろそうなので期待しちゃいます。
by galahad (2010-06-01 22:18) 

カメタロウさん。
今ミラノにいらっしゃるのですか？凄い。
ロンドン→ミラノ
もうお山の影響は無いのですね？良かったです。

お怪我をされているのですか。それも大事なお顔に？？
お大事になさってください。
カメタロウさんは、会話がおできになるからそちらの心配ないですが
でも・・・。心配です。
お気をつけて。
by ゆみゆみ (2010-06-02 10:15) 

転んでお顔にケガとは。。。どーゆー転び方をなさったんでしょ？？なんて茶化してごめんなさい。顔だと湿布するわけにもいかないでしょうが、お大事になさってください。

スカラは当日券だったのでしょうか。
by BON (2010-06-02 13:47) 

galahadさま
＞お怪我、くれぐれもお大事にしてください。　お早い回復をお祈りしてます。
ありがとうございます。
実は２か所ほど顔に骨折があるのですが、大したことはなく、処置するほどのものでもないので、完全に自然治癒です。
ほとんど痛みもないのでヘラヘラしてますが、見かけは強烈かも＾＾；
ヴォータンとかいって喜んでいるのは本人だけで周囲はギョッとしとります。
＞パーペはちょっといっぱいいっぱいな感じに聴こえました。
公演の日にちが違うのでなんとも言えませんが、私はそういった印象は持ちませんでした。
贔屓目かな？
＞あやしげなダンス（バレエ？）はチクルス通してついてるのかな
おそらく・・・でもそれほど揃ってるわけでもなく、どうということはなかった・・・なんていったらアンマリかしら？
背景の映像と一緒に観たらきれいなのかも？
私は上から見下ろしてましたから印象はだいぶ違いますよね。
by kametaro07 (2010-06-02 16:55) 

ゆみゆみさま
もうとっくに帰ってま～～す＾＾。
まぁいろいろありました＾＾；
なんとイタリアは旅行者でも医療費がタダ！！！
ありがたい国ですね～～～。
by kametaro07 (2010-06-02 17:06) 

BONさま
＞どーゆー転び方をなさったんでしょ？？
電車を降りる時のことです＾＾；
足が何かに引っかかってしまったのです。
あちらの電車は２段くらいステップがあってプラットホームですから。。。
顔から降りたとか書いてしまいましたが、実際は手とかついてるはずなんですが、上から落ちるように倒れたので勢いでこめかみ強打です。
むこうでも帰国後もちゃんとお医者さんに行って調べてもらいましたので、
骨折といっても本当にたいしたことはなく、塗り薬も飲み薬もなく自然治癒でOK。
お医者さんには骨折してるんだからたいしたことないってことはないですよ・・・とか言われちゃいましたけど・・・本当に痛くないのでどーってことないです。
＞スカラは当日券だったのでしょうか。
１か月前くらいだったか？ネットで購入しました。
スカラはチケットが自宅に送られてくきます。
by kametaro07 (2010-06-02 17:18) 

治療費がただ　　ですか？太っ腹ですね。
何を隠そう私もミラノでこけました。

ホテル前にタクシーが降ろしてくれたのですが、ホテルらしき物は見当たりません。玄関の中をウロウロしていたら、おじさんが（若かったら御免なさい）来られたので、尋ねようと思ったら、いきなり地面が目の前に、おじさんは上のほうに見えるではありませんか・・・・。
数秒後気がつきました。私は扱けたんだ・・・。
おじさんは目を白黒。何かイタリア語で言ってましたがお互いチンプンカンプン。
物凄いダイビングだったので、「私は異国で病の床に伏すのか？！」と心配。でも、お陰さまで何処も何ともありませんでした。マッチャンへの愛情が体中を覆っていたのかもしれません。ラッキーでした。
スーツケースを何かに引っ掛けたみたいですが、カメタロウさんも、こんな感じかしら？

骨折されていても、オペラ鑑賞を続けらた。根性です。
本当にお大事になさってください。
カメタロウさんはイタリア語もいけちゃうのですか？尊敬＾＾。
by ゆみゆみ (2010-06-03 13:18) 

ゆみゆみさま
＞イタリア語もいけちゃうのですか？
い～え。。。できません＾＾。
ただオペラを観るようになってから理解できたほうが良いと思って、勉強しかけた時があります。
でも中途半端な英語もドイツ語も・・・日本語さえも＾＾；変になってきてしまう気がしたので諦めました。
また余裕ができたら始めてみたいですけど・・・。
イタリア語できる？とどこへ行っても聞かれましたが、
ノン　パルロ　イタリアーノ。イングレーゼ　ペルファボーレ
イタリア語は話しません。英語でお願い。
と言って英語で話してました＾＾；
ドクターも看護師さんたちもみんな英語は話すので全く問題ありませんでした。
ヴォータン顔も回復しつつあります＾＾。
お互い旅行中は気をつけるようにしましょう＾＾。

by kametaro07 (2010-06-03 19:02) 

顔の骨折、というのもあまり聞いたことないですが、顔にギプスするわけにもいかないでしょうし・・・「仮面の男」になってしまう（＾＾）　イタリアは旅行者でも医療費がただ！？ギリシャの次に経済危機がいわれてるイタリアがそんなに太っ腹とは！では旅行保険も不要じゃないですか。

オペラ好きの方はイタリア語を習うようですね。好きなアリアを何度も聴いていると、結構勉強になるでしょう？つれあいが英仏バイリンガルで、イタリア語は仏語に近いからアリアでかなり覚えたと言います。私は2年前からドイツ語ラジオ講座を続けていて、「メリーウィドウ」ワルツがなんとか分かるかなという程度（＾＾；

スカラはチケット自体を自宅まで送ってくれるんですか。うちも2月3日の「カヴァレリア」と「パリアッチ」を考えてるんですが、いつから発売でしょうか。

ウィーンは、ゆみゆみさまのように、1月のだけスタンバイ予約しました。予約受付確認メールによると、チケット手配成否のmailが送られてくるとのことですが、これは郵便ですよね？キャンセルの仕方の説明でmailとemailを分けて書いてあるので、これは郵送じゃないかと思うんです。とすると、郵便が遅れるクリスマス前後が予想される場合はスタンバイは避けて、オンライン販売にかけたほうがいいかなと考えているところです。これまで予約したことがある歌劇場は、オンラインかメールで確認書を得て、チケットは劇場でピックアップというところばかりだったので、郵送は時期を考えてしまいます。

by BON (2010-06-04 14:47) 

BONさま
＞顔にギプスするわけにもいかないでしょうし
顔の骨折の場合、ひどい場合は手術、そうでなければ自然治癒のようです。

＞旅行保険も不要じゃないですか。
イタリアの場合盗難などの事故がありますし、治療費がタダというのも法律が変わるかもしれませんから、やはり保険は必要でしょう。

＞スカラ・・・いつから発売でしょうか
だいたい公演の2ヶ月前くらいからですが、サイト上に何日から発売というのがそのうち表示されるはずです。

各劇場の販売方式もどんどん変化して最近ではメールに貼付されてくるファイルでＰＤＦのチケットが送られてくるので自宅でプリントしたりするところもあります。
スカラは購入が何日か前までだと郵送で送られてきます。
チケットを購入する際表示されてましたが、何日だったかは忘れました。
ただ郵便事故もありますし、e-mailで送られてくる確認書さえあれば、窓口で受け取る事は可能でしょう。

＞予約受付確認メールによると、チケット手配成否のmailが送られてくるとのことですが、これは郵便ですよね
私はネット販売でしか購入したことがないのですが、おそらく仰る通りだと思います。

＞つれあいが英仏バイリンガル
それは心強いですね＾＾。
言語は使わないとすぐ忘れてしまいます。
ドイツはドイツ語を使わなくても英語だけでほとんど大丈夫なので、もともと大したことないドイツ語は風前の灯となってます＾＾；

by kametaro07 (2010-06-04 19:44) 

kametaroさまは、ウィーンのチケットは2ヶ月前からのネット販売なんですね。お尋ねですが、この場合、郵便ではなく、emailもしくは、購入手続き完了時に確認書が出てプリントアウトし、チケットは劇場でピックアップということでしょうか？ウィーンは、アン・デア・ウィーンしか行ったことがないので、細かいことをお尋ねしてすみません。

「リング」といえば、昨日うちのDVDで「ワルキューレ」を観ました。バイロイトのバレンボイム指揮、ヴォータンはジョン・トムリンソン。ただ、私はやはりワグナーは苦手（＾＾；；　　ドイツ語の勉強にはなるのかもしれませんが。ウィーンでもレストランなど英語で十分ですが、しばらく滞在するなら、多少は喋れたほうが楽しいかなと思ってラジオ講座を聞いてます。
by BON (2010-06-06 16:51) 

youtubeにテレビ放送されたもののビデオがあがってますね。

http://www.youtube.com/watch?v=-jB6CmEaUY0&feature=related

お水びしゃびしゃで背景がジャングルっぽい？　パーペのヴォータンやはり立派です。カコイイ…。　しかしくねくねダンサーズが予想以上のおもしろさです。
by galahad (2010-06-06 22:33) 

BON さま
ウィーンのチケット販売サイトがリニューアルされてるので調べてみたところ、ＰＤＦファイルでチケットを自分で印刷できるようです。
もちろんボックスオフィース引き取りも可能のはずです。
私は今まで確認書持参でボックスオフィースで引き取ってましたが、自分で印刷も楽ですね。
＞多少は喋れたほうが楽しいかなと思ってラジオ講座を聞いてます。
私もドイツ語はラジオ講座で独学しました。
長くいらっしゃるなら絶対話せたほうが楽しいと思います。
by kametaro07 (2010-06-06 23:40) 

galahad さま
お～～！
少し前に一部アップされてましたが、全部アップされましたね。
＞パーペのヴォータンやはり立派です。
そうでしょ！！！
しかし演出はやはり正面から見ると印象が違いますね。
私の席からは背景が離れてましたから。。。
ダンサーはアップで見ると少々怖いところも。。。
by kametaro07 (2010-06-06 23:49) 

kametaroさま

今販売されているオンラインチケットで試してみられたんですか。そうですよね、そういう手がありましたね（＾＾）　PDFを印刷できるようになっているとのこと。よかった。
by BON (2010-06-09 13:46) 

BONさま
試してみたわけではありませんが、Informationsのinternet　purchase に書いてありました。
https://www.culturall.com/ticket/isto/static/instructions_sp/2.mc
チケット引取りに並ばなくてすむので一番楽ですね＾＾。
by kametaro07 (2010-06-10 00:25) 

リンクをありがとうございます。でもドイツ語しか表示されないみたいですね（＾＾；；　下のほうのDrucken der Print@Home-Tickets　だけなんとか分かりました。bundestheater.at-cardも考えたのですが、これもドイツ語表記だけのようです。自動翻訳などで3種類あることまでは分かったんですが、申込みフォームをみて断念。やっぱり分からない書類にサインするのはこわいですから。。
by BON (2010-06-10 14:15) 

BONさま
bundestheater.at-cardは残ったチケットがある場合安く購入できるなどのメルットがあると聞いたことがありますが、やはり在住の人じゃないとメリットもそれほどではないような気がします。
限られた公演しか見れませんから席はなるべく選びたいと思いますし・・・。
by kametaro07 (2010-06-11 00:55) 

今朝の新聞にkametaroさまが上に書いておられるスカラ座団員のアピールの記事が載っていました。5/25に政府補助金の3割カットが決まったとのこと。元は5割カットの法案だったそうで、運営費の5割を補助金に依存するというスカラ座（ローマも同様とのこと）にとっては、大変なことだと思います。今後質が落ちるのではないかと懸念されているそうです。
by BON (2010-06-13 15:32) 

BONさま
私もこの記事見ました。
＞運営費の5割を補助金に依存するというスカラ座（ローマも同様とのこと）にとっては、大変なことだと思います。
本当に。。。
観客サイドもチケットの値上がりという可能性もありますしね。
ここは他のヨーロッパの都市の中でも今でさえ高いと思うのですが・・・。
記事ではこの抗議行動に対して観客はうんざりとした反応だったようなことが書いてありますが、実際にはブーイングより拍手の方が多く、観客だって政府の援助が減ることに不安、不満を持っている人の方が多いのは当然ですよね。
ただストライキ当日のチケットを持っていた人は何の罪もないのに。。。というところでブーイングがあったのでしょうか？
働いている人たちが既得権を守ろうとするのは当然のことですし、他に有効な抗議方法がなければ仕方ないでしょう。
＞質が落ちるのではないかと懸念されているそうです。
今後のスカラの経営手腕にかかってきますね。
by kametaro07 (2010-06-15 00:22) 

パペがワルキューレのヴォータン降りちゃいましたね。
代わりは、ヴィタリ・コワリョフVitalij Kowaljow、数年前に新国のドン・カルロでフィリッポを歌ったウクライナ出身のバスです。
堂々としてりっぱなフィリッポでした。
どこかのブログになかなかいい選択だ...と書いていた方がいました。

それにしてもスカラの開幕公演、すんなりいきませんね。
パペも、今頃.....??

by keyaki (2010-10-30 13:40) 

keyaki さま
お知らせありがとうございます。
なんだかな～～～また！ですね。
歌えません・・・ということでしょうが、来年４月のリンデンは残ってますね。
それまでに歌えるようになるのか？
そちらも代役が見つかったら消えるのか？
いずれにせよ今の気分はガッカリです＾＾；
by kametaro07 (2010-10-30 15:03) 

Dear Kametaro
この記事は最高ですね。ところでJohannes Martin Kränzleさんについて調べていたらこの記事が検索で出てきたのです。
すごく参考になります！
by Sheva (2011-08-06 13:23) 

Dear Sheva
最高などとは・・・お恥ずかしいかぎり・・・
勘違いして木に登っちゃいますヨ。。。
Kränzleさんのアルベリヒは定評があるようですね。
by kametaro07 (2011-08-07 18:28)