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ティーレマン・・2012年からドレスデンへ [雑感]

10月9日ドレスデン・シュターツカペレのサイトに2012/13シーズンから首席指揮者に就任すると発表になりました。
http://www.semperoper.de/de/staatskapelle/details/article/557/34.html
ルイージは音楽監督という立場でしたが、この首席指揮者とはどう違うのでしょう???

予定されてたバーデン・バーデンのリングはどうなるのか?等不明な部分は残りますが、ドレスデンでティーレマン指揮のオペラを鑑賞できる機会が増えることはうれしいことです。

とは言え2012年はまだ先のこと、ルイージ指揮のSKDの演奏は好きなので、とりあえずルイージが辞める前にドレスデンでもういちど聴いておきたいという思いのほうが先にあります。

ルイージが2012年就任するチューリッヒのオケのレベルではドレスデンのようにはいかないでしょう。

音楽無知[猫]の疑問・・・・・・指揮者が要求しても反応できないレベルのオケの場合、指揮者は表現方法を変更したりするのでしょうか???できないと判っていてもあくまでも要求し続けるのでしょうか?

なぜこんな疑問を持ったかというと、BSで放送されたチューリッヒの「カルメン」の序曲、ミュンヘンで聴いたエッティンガー指揮の序曲に比べると明らかに切れ味が悪い。これはテレビの音声の問題もあるかもしれませんが・・・。
指揮のヴェルサー=メストはそこは諦めて「カルメン」の悲劇性を強調するように重く、暗い印象の演奏に仕上げているようにも思えました。

はて???ド・シロウトの疑問です。


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takeuchi

シュターツカペレの場合、首席指揮者はシュターツカペレ・ドレスデンというオーケストラの首席で歌劇場とは関わりがないはずです。音楽監督だと、ゼンパーオーパのほうの運営も込みでの地位です。シノーポリはこのオケの首席を10年ほど務めたあと、ゼンパーの監督になる予定でしたが、その前の年になくなっています。
by takeuchi (2009-10-11 02:33) 

kametaro07

takeuchiさま
お久しぶりです。
>首席指揮者はシュターツカペレ・ドレスデンというオーケストラの首席で歌劇場とは関わりがないはずです。
とするとティーレマン指揮のオペラをドレスデンで聴く機会が増えるということではないのでしょうか?
増えてほしいのですが・・・。

ところでバーデン・バーデンの「バラの騎士」、私たち二人以外にも二人いらした方がいます。お一人はやはりこのブログにコメントをいただいたのですが、もうお一人、ブログを拝見したら鑑賞してらしたのを最近発見いたしました。
同じ公演を見にいらした方からこうして情報をいただけるようになって大変ありがたく、うれしいです。
by kametaro07 (2009-10-11 11:29) 

それいけ、ばいきんまん!

Kametaroさま
こんにちは。

Kametaroさまが紹介されたシュターツカペレ(SKD)・首席指揮者の情報を早速見ました。
年間12回ほどあるシンホニーコンサート・シリーズの首席として、もし定期的に数プログラムで登場となれば、ミュンヘンフィル(MPH)時代よりもシンホニーコンサートの回数は大幅に減ると思います。
その時間をウイーンやBaden-Badenでのオペラ公演に傾注してほしいですが、一方で、その分だけティーレマンお気に入りの東プロシアでの休暇や、プロシア建築・庭園の研究に傾注するのかもしれません。

Baden-Baden-Ringについては、2011~2013の三年間に4作作成して、完結したら1チクルス上演という話もネット上で読みました。
ミュンヘンと別れたら、この企画は無くなるのか、
それとも別れた後もMPHを連れて来るのか?
または、SKDなのか?
でも歌劇場専属オケをオペラ公演のため他劇場に出張するのは無理そう。
新情報を待ちたいところです。
もしかしたら、年明けBaden-Badenでの"Elektra"はThielemannとMPHの共同作業とて最後になる可能性もでてきました。
来年3月の日本公演は最後の顔合わせですね。

クラシカジャパンで、Thielemann・MPH・Baden-Badenでの、ブルックナー4番・7番・ピッツナーの作品、Thielemann・VPOのべト1・2番、ウイーン国立歌劇「マイスタージンガー」を一挙に放送してますね。
マイスターは第3公演(唯一オリジナルキャストが全幕出演できた)をベースにところどころ第4公演(3幕で主役が交代)を編集したように思います。
偶然両公演を現地で観たのでそう思いました。
カメラ演出が良くできていてテキストの内容が良く分かります。


by それいけ、ばいきんまん! (2009-10-13 15:51) 

kametaro07

それいけ、ばいきんまん!さま
このSKDの発表前にintermezzoさんの9月14日付けのブログでドミンゴやバレンボイム等著名人が署名してミュンヘン市長にMPHとティーレマンの契約延長交渉再開を申し立てたという記事がありました。
http://intermezzo.typepad.com/intermezzo/2009/09/domingo-and-barenboim-bat-for-team-thielemann.html
ティーレマンはなぜそこまでミュンヘンにこだわるのか?と思っていたところ今回のSKDの発表がありました。
バーデンバーデンとの契約を履行するにあたってミュンヘンにこだわっていたとも考えられます。
オケのレベル的にはSKDの方がずっと上手でやりがいがあるように思えるのですが・・・・?
>Baden-Baden-Ringについては、2011~2013の三年間に4作作成して
ということは新演出ですか?いつものようにどこかのプロダクションを持ってくるのではなさそうですね。
>クラシカジャパン
残念ながら見れません。ウィーンのマイスターはチューリッヒのル・シッドと迷って、同行者が5時間半は無理ということで見に行かなかったんです・・・後悔先に立たずです。

ところでそれいけ、ばいきんまん!さんとほとんど同じことをブログに書いてらっしゃる方がいらして、思わず同一人物かと思ってしまったのですが・・・。
左の読んでいるブログに登録させていただいてるクラシック音楽、オペラの道を極める!をご覧ください。
ドン・カルロのガッティの評価、同じこと仰ってますし、やはりバーデン・バーデンのバラにいらっしゃってます。よく読むとムーティに対する評価が違うみたいなのですが・・・。
by kametaro07 (2009-10-13 19:07) 

それいけ、ばいきんまん!

kametaroさま

契約延長交渉再開の記事情報ありがとうございます。
その連名の中に、
ご高齢のWolfgang Sawallisch
のお名前がありましたね。
懐かしい名前です。

私も、オケのレベル的にはSKDの方がずっと上手でやりがいがあるように思えます。
先月上旬のSKD定期ではLuisiの代役でティーレマンがバイロイトを引き上げた後に、急遽ブル8を3公演指揮しました。
これがSKDとの最終お見合いになって合意に至ったのかもしれません。
でも、プロジェクトだとMPHのほうが動かしやすくて望ましいのでしようね。

Baden-Baden-Ringは新演出の可能性があるかもしれません。
Baden-Badenの「バラの騎士」をDVD収録したチームの上層部の方が話してくれたことでは、新演出の可能性ありだそうでした。でもこれも非公式な話で、どうなることか、流動性は高いと思います。

あの2008年1月ウィーンのマイスターの時期にウイーンと迷われてチューリッヒにいらしてたんですね。
私はティーレマンのマイスターのために1週間ウイーンに張り付いて、
観光はせずに日中は美術館で過ごし、夜は劇場に通って休暇を過ごしてました。
そのテレビ中継のメイキングでホーレンダー総監督の話で、マイスターのDVD収録を語っていました。
そして海外NAXSONよりDVDが今月から発売されているようですよ。Region code: 0 (worldwide)ですから、ご覧になれるチャンスがあるかもしれませんね。

http://www.naxos.com/catalogue/item.asp?item_code=2072488

ご紹介いただいた「クラシック音楽、オペラの道を極める!」を興味深く拝見しました。
またゆっくり拝読しに行きたいと思います。
ドン・カルロのガッティの評価、同感ですね。
kametaroさまがおっしゃるようにムーティも評価されていましたね。

私が子供の頃はカラヤン・バーンスタインから、アバド・メータ・マゼル・小澤・ムーティー・レバインなどのブランド・スター、ジェット・コンダクターの時代が本格化してました。
しかし、どの指揮者のレコード・CD・公演も音楽的に不自然なところや驚かす仕掛けを作為的に感じたりで、私は共感できずに10年前までモヤモヤして過ごしてました。
一時期カルロス・クライバーを聴きにN.Yにも2回渡り東京でもよく聴いたものですが、全幅の共感には至りませんでした。

DOB来日でティーレマンの指揮に接して「これだ!」と直感し、初めて全幅の信頼を置いて心を預けて音楽に接することができるようになりました。
日本の評論家の多数(ブランドを高評価してきた)はティーレマンを低く評価し続けていますけど。
以降ウイーンで聞いたデ・ビリーやチューリッヒで聞いたメッツマッハー、東京でのスクロバチェフスキー、ベルリンでのギーレンの公演にも接してようやく音楽的に落ち着く空間と場所にめぐり合いました。

私はブログを持っておりおませんで、
2,3の限られたブログにだけコメントをさせていただいてきました。
こちらは居心地がよいので、今後もときどきコメントさせていただきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。

by それいけ、ばいきんまん! (2009-10-14 15:54) 

kametaro07

それいけ、ばいきんまん!さま
>日本の評論家の多数(ブランドを高評価してきた)はティーレマンを低く評価し続けていますけど
そうなんですか?・・・無知ですみません^^;
私がオペラに興味を持ったのはバレンボイムのパルジファルがきっかけです。
バレンボイムもバイロイトの音楽監督でしたが、バイロイト現音楽監督であるティーレマンは?、ドイツ語圏のティーレマン人気の秘密は?多くのワグネリアンが支持する理由は?と思ってすごく興味を持っているのです。
それでどちらかというとワグナーを聴きたいのですが、2008年はまだ次の機会があると思っていたので、こんなにオペラを執る機会が少ないとは考えてませんでした・・・トホホです。
ハイティンクのワルキューレもかなり前に聴いているのですが、完全にネコだったもので^^;もうハイティンクはオペラの指揮を執る機会はなさそうですかね・・・?
今でも化けネコ程度ですが、できればもう一度ハイティンクのワグナーを・・・と思うとともに、ワグナーに定評のある指揮者レバイン、A・フィッシャー等・・・・聴いてみたいです。
あちこち興味持ちすぎて体がいくつあっても足りなーいです^^;
これからも色々情報よろしくお願いいたします。
by kametaro07 (2009-10-15 16:16) 

それいけ、ばいきんまん!

kametaroさま

ハイティンクはお元気なようですが、高齢なのでオペラは指揮しないような気がします。
ブーレーズも80台と高齢なので3年前のバイロイト・パルシファルがオペラ指揮最終宣言をしたと聞いています。
バレンボイムのパルシファルをお聴きになってワーグナーに出会ったなんて良かったですね。

日本ではまず出会うことのないティーレマン支持者と現地で話したことがあります。
今年のバイロイトでワルキューレの終演後に駅前のバイエルン料理レストランに入ったら、3組相席で皆さんワグネリアンでした。
私はワグネリアンではないのではじめはビビリましたが、そんな私にも現地のワグネリアンは色々と親切にしていただきました。
そのテーブルで一番のティーレマン支持者によると、「音が次々にフワーッフワーッと膨らんでいくところが好き」「透明感」「言葉が明確」と言ってました。

彼の追いかけをしたいのですが、そうですよね、
体(とお金)が足りませんよね。



by それいけ、ばいきんまん! (2009-10-16 18:40) 

kametaro07

それいけ、ばいきんまん!さま
>日本ではまず出会うことのないティーレマン支持者
ブログで交流してる方で他にもティーレマンを支持してらっしゃる方もいらっしゃいますし、ドイツ語圏ではすごい人気ですから、日本で人気がないのは意外な感じです。。
今度の「エレクトラ」もティーレマン支持者が集まりますし、楽しみですね。
私は行けるかどうか?分かるまでもう少し時間がかかりそうです。

by kametaro07 (2009-10-16 23:25) 

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