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大地の歌・・・Festspielhaus Baden-Baden・・・2017/10/7 [バレエ]

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John Neumeier Choreographie
Hamburg Ballett John Neumeier
Klaus Florian Vogt Tenor
Benjamin Appl Bariton
Simon Hewett Dirgent
Deutsche Radio Philharmonie Saarbrücken Kaiserslautern
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 前日の悪天候の影響でDBの運行が乱れ、3時間遅れの17時半にようやくバーデンバーデンに到着。それでも19時開演だったので余裕で間に合いました。

 ドイツが誇る巨匠ノイマイヤー率いるハンブルクバレエの公演ですが、元々バレエにはほとんど興味がないので、フォークトが出演しなければ失礼ながら気にも留めない公演でした。ただフォークトにとっては日本公演のすぐ後というのが少々心配のタネ。疲労から降板の可能性もあるかと覚悟はして臨みました。
 しかし、そんなことは無用の心配でした。疲れなど微塵も感じることのない熱唱ぶり。大地の歌は奇数章をテノールが歌うことになってますが、奇数章は激しく歌うので、バレエの公演といってもバレエは背景と化してしまいました。歌う位置はテノールが舞台の左端、バリトンは右端でしたが、奇数章では声に引力があるかのごとく視線が左端に向かってしまい、主役はテノール。これで良いのか悪いのか?バレエの公演としては偶数章を歌ったバリトンの方が自然に溶け込んでいるように感じてしまいましたが、これは[猫]自身のバレエには興味がないという個人的嗜好が要因という気もします。
 歌詞は李白、孟浩然、王維などの唐詩に基づいたものとあって、音楽にも東洋的な部分がありますが、バレエの演出も空間の取り方など、シンプルな中に東洋的な美しさを感じるものでした。ダンサーの配役に東洋系の人達が多かったのも唐詩ということを意識したのかもしれません。
 一人の青年の心模様を表現した演出は、最近オペラ公演でも度々見受けられる分身の手法を取り入れたものでした。
 青年の物語には若々しい声のフォークトこそが相応しく、良いのか悪いのか?という自問自答はただの独り言でしかないのかもしれません。
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