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オルランド・・・Opernhaus Zürich・・・2016/5/24 [オペラ]

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Oper von Georg Friedrich Händel

Musikalische Leitung William Christie
Inszenierung Jens-Daniel Herzog

Orlando Bejun Mehta
Angelica Julie Fuchs
Medoro Delphine Galou
Dorinda Deanna Breiwick
Zoroastro Scott Conner

Statistenverein am Opernhaus Zürich
Orchestra La Scintilla
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 演出は大戦後、戦争の英雄として帰還したオルランドが精神的な病をかかえ、精神病院に入るという設定で、ゾロアストロは精神病院の医者、ドリンダは看護婦というコメディ仕立ての雰囲気でした。演出が多少不自然でも、歌手陣の歌と演技で面白いものにしてしまう充実感は遠征しなければ味わえないものです。
 なんといってもメータの狂乱での技巧は聴きごたえ十分。病院の警備室から斧を奪って暴れるというのはありえない設定ながら面白い・・・いや、ありえないからこそ面白いのかな?
 アンジェリカ役のフックスは歌唱技術もさることながら、高音でも声質が変わらず、きれいな発声なのが魅力。
 ドリンダ役のブライヴィックが技巧を駆使した歌の最中でもコミカルな演技を自然にこなして舞台センスの良さを発揮。
 メドーロ役ガロウが本当にいそうな優男風、大柄なコナーズのゾロアストロが堂々と全ては手の内といった雰囲気が良し。

 到着日で少々ウトっとしてしまったのがもったいなかった公演でした。

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