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ホヴァンシチナ・・Wiener Staatsoper・・・・2015/9/20 [オペラ]

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James Conlon | Dirigent
Lev Dodin | Regie

Dmitry Belosselskiy | Iwan Chowanski
Christopher Ventris | Andrei Chowanski
Herbert Lippert | Golizyn
Evgeny Nikitin | Schaklowity
Ain Anger | Dossifei
Elena Maximova | Marfa
Norbert Ernst | Schreiber
Caroline Wenborne | Emma
Lydia Rathkolb | Susanna
Marcus Pelz | Warsonofjew
Marian Talaba | Kuska
Wolfram Igor Derntl | Streschnew
Hans Peter Kammerer | 1. Strelitze
Il Hong | 2. Strelitze
Benedikt Kobel | Vertrauter Golizyns
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 コンロン指揮の演奏にはいかにもロシアの歴史絵巻といった壮大な音楽を堪能させてもらいました。

 演出が雰囲気は合っているものの、極めてシンプルで上下に動くだけだったのは少々退屈という面は否めないところで、いっぱいだった立ち見の観客も長丁場ということもあって2回目の休憩後はガラガラになってしまいました。

 歌手の人達は全員好演でしたが、最も印象に残ったのはドシフェイ役のアンガーとホヴァーンスキー公のベロゼロスキー。
 アンガーは見た目は淡々とほとんど無表情にもかかわらず、凛とした雰囲気と宗教家の懐の深さを歌で伝えてました。
 ベロゼロスキーはまだ30代だそうですが、いかにも権力者らしい貫禄。
 息子役のヴェントリスが張りのある若々しい声で好演していて、遠目で見ていると童顔ということもあり、親子でなんら違和感もなく観てました。
 他の人達も好演してましたが、久しぶりに聴いたニキーチンの声が以前より明るくなったような気がして最初はご本人と確信がもてないくらいでした。

 音楽的には満足感が高い公演でしたが、長丁場の作品とあって演出にもう少し変化があるほうが好ましく思えた公演でした。

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