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アラベラ・・・新国立劇場・・・2014/5/31 [オペラ]

頭電子という名前はどう見ても女の子の名前ですよね。
その女の子が頭殿下になるというシンデレラ物語なのです・・・
え?違うの?
あーそうか!なんとオバカなことでしょう!
頭電子ではなく津電子、頭殿下ではなく津殿下
ドイツ語だもんね(^o^)丿
え?まだ違うの?

シュトラウスでもバラとアラベラはどちらかというと苦手で興味のない演目なので、こういったボケで楽しむのも悪くないのです。
話自体がおもしろくもなんともないし、音楽もどこかチャラチャラしてて好みではありません。

何故行ったかといえば、たまには聴いておくか、という程度でした。

指揮ベルトラン・ド・ビリー
演出・美術・照明フィリップ・アルロー

ヴァルトナー伯爵 妻屋秀和
アデライデ 竹本節子
アラベッラ アンナ・ガブラー
ズデンカ アニヤ=ニーナ・バーマン
マンドリカ ヴォルフガング・コッホ
マッテオ マルティン・ニーヴァル
エレメル伯爵 望月哲也
ドミニク伯爵 萩原 潤
ラモラル伯爵 大久保光哉
フィアッカミッリ 安井陽子
カルタ占い 与田朝子
合唱新国立劇場合唱団
管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団

ブルーを基調にした舞台ということで、パリで観たアラベラと同じ色合いだったこともあり、どうしても比較してしまうのですが、ブルーの分量が違うだけで印象が随分と違うものです。
ブルーの分量が多すぎて野暮ったく、セットの質感もチープに見えてしまいました。
バスティーユの方が舞台から遠い席だったので、セットがチープだったとしても気づかずにすんだのかもしれませんが、アラベラの衣装が同じブルーでもパリでは背景が青より白の分量が多く、舞台でドレスが映えていたのに、背後の青の分量が多すぎてせっかくのドレスも逆にくどく感じてしまいました。

指揮のビリーは歌手に度量を発揮してもらおうという意図のようで、特にコッホには全面的な信頼をもって歌わせていて、コッホが中心の舞台で劇的信憑性が重視されていたような印象でした。
気になったのは演出で、その他大勢の動きがショーのような動きをするのがなんとも古臭いような・・・
そういえば同じアルロー演出の『ホフマン物語』でもショーのようなダンサーの動きが気になったのですが、一昔前の演出と思ってしまうのは[猫]くらいなのかな?

タイトルロールは良かったと思うのです。
パリで聴いたアラベラ役がしっかりと歌ったのは最後だけで、あとは声を発していたという印象しか残ってなく、タイトルロールといってもアラベラは大した役ではないと思ってしまったのですが<(_ _)>
ガブラーは高音が少々強引で不自然と思うときも多少ありましたが、アラベラ役とはこんなにしっかりと歌う役なのだと気づかせてくれました。

他の出演者の人たちも良かったのですが、シュトラウスは『影のない女』『ダフネ』『エレクトラ』などのほうがず~っとよいという個人的好みに変化をもたらすには至りませんでした。




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