震災後の日常

ＴＶでは通常の番組が流れるようになりました。

震災後、東電の計画停電でさまざまな混乱はありました。
しかし災害を免れることができた関東圏の人達が、日常の中でも被災地に電気を送り続けるという目的のために協力しあっていることが強く感じられます。

東電は原発、被災地域の電気の復旧という大きな仕事をかかえながらも計画停電を発表し、被災地以外の地域にもなるべく不便がないよう良く対応していると思います。
その日の天候により消費電力が違うのは当然ですが、皆が節電に協力したこともあって、計画停電を免れることもあり、ありがたいことです。
我が地域では地震発生時に５，６時間停電し、ろうそくで生活しましたが、こういった未曾有の災害の後では突然停電になっても仕方ありません。

午後になってから電力不足が懸念され更なる節電協力が要請された時もありましたが、店舗を早く閉店するなどの速やかな対応、電鉄各社は運行本数を減らし、混雑によるホーム転落の事故のないよう入場制限を行うなど必要な対応がなされました。
交通の混乱は地震後何回かあり、その混乱に巻き込まれながら順番待ちした多くの方達は大変だったことと思いますが・・・・
今何が一番重要なことか・・・被災地に電力を送り続けなくてはいけない・・・ということで皆が協力、対応していることが見て取れます。

原発には一部電力が供給され、一機に安定的な冷却機能が戻ったということですが、まだまだ予断できない状況は続いてます。
今回の原発事故については人災という意見も数多くあります。
それは原発をこの地に建設するという決定をした国と東電の責任ということ、または災害想定に甘さがあったということでしょう。
それについて特に反論はありませんが・・・

今回の事故の直接原因は未曾有の大地震、津波によって引き起こされたものです。
福島も被災地、非常電力さえも失われるという誰も予知できなかった事態に現場の混乱は想像を絶するものだったと思います。
６機もかかえ、各機の状況を把握するだけで相当時間がかかったことでしょう。
情報が伝わらない、対応が後手後手になるなど、マスコミでは放送されてましたが、神様でもない限りすぐに状況を把握することも、先手先手に対応することは不可能だったのでは？
は東電および原発関係者に身内がいるわけではありませんが・・・
今も懸命な対応が続く現場の方達への感謝は忘れてはならないと思います。

が観にいったバルセロナの「パルジファル」のラストの部分がＹｏｕ－ｔｕｂｅにアップされてました。

被災地に癒しと救済を・・・希望と力を・・・・
http://www.youtube.com/watch?v=4AtZs0pT2Dk

コメント 2

「パルジファル」、ラストの紹介ありがとうございます。

＞今も懸命な対応が続く現場の方達への感謝は忘れてはならないと思います。

ほんとうにそう思います。　私たちは身を賭して働いてくださる方々へ感謝、復興を信じてできることをしていきたいです。
計画停電が計画どおりに行われないと怒るような国民なんですから、大丈夫だと信じたいです。　こちらは電力管轄がちがうのでどれだけ協力できているかわからないのですが、届くのならいくらでも節電すると多くの人が言っています。
by galahad (2011-03-20 18:11) 

galahad さま
＞計画停電が計画どおりに行われないと怒るような国民
何でもきっちりしていることが当然の環境にいますからね。
この真面目な国民性が復興への原動力になるでしょう。
非常時、被災地のことを考えれば、計画通りいかないことなど些細なことだとは思うのですが・・・・。

＞私たちは身を賭して働いてくださる方々へ感謝、復興を信じてできることをしていきたいです
そうですね！
原発は早く収束へ向かってほしいものです。
by kametaro07 (2011-03-20 21:33)