コジ・ファン・トゥッテ・・・サントリーホール・・・2010/3/20 [オペラ]
ホール・オペラ / コジ・ファン・トゥッテ / モーツァルト
フィオルディリージ:セレーナ・ファルノッキア(ソプラノ)
ドラベッラ:ニーノ・スルグラーゼ(メゾ・ソプラノ)
グリエルモ:マルクス・ヴェルバ(バリトン)
フェルランド:フランチェスコ・デムーロ(テノール)
デスピーナ:ダヴィニア・ロドリゲス(ソプラノ)
:エンツォ・カプアノ(バス)
指揮&フォルテピアノ:ニコラ・ルイゾッティ
演出:ガブリエーレ・ラヴィア
管弦楽:東京交響楽団
合唱:サントリーホール オペラ・アカデミー
舞台装置:アレッサンドロ・カメラ
衣裳:アンドレア・ヴィオッティ
サントリーホールは初めてです。
席は2階、舞台とオケを横から見下ろす席です。
音響が良いとは聞いてましたが、良すぎて残響が気になり、耳が疲れるような・・・・。
音響的には1階席の方が良いのだろうと思いましたが、視覚的にはオケも良く見えるので楽しい席です。
耳が疲れると頭がボーっとして居眠りモードに入りそう・・・^^;になりましたが、そんな時、お助けマンだったのが、指揮のルイゾッティ!
序曲からその茶目っ気たっぷりの指揮ぶりは最高!
破天荒だったといわれるモーツァルトの生まれ変わりでしょうと思ったくらい^^。
タクトだけでなく、目、顔、頭、体全体で指揮して、イケテル!・・・まさかこのまま最後までオチャラケモードでいかないよね?と思ったところ・・・・さすがに歌が始まってからは少々おとなしくなりましたが・・・。
それでも眠気をもよおしたらルイゾッティを見ればスッキリ^^。
男性たちのレチタティーボでは指揮棒をおいて自らフォルテピアノを弾くという変幻自在な指揮ぶりでした。
一方女性たちのレチタティーボではティオルバという弦楽器とチェンバロで伴奏するというこだわり・・・。
指揮も演奏も生き生き!してました。
演出、衣装はオーソドックスで、イタリアの道化、プルチネッラの衣装と仮面をつけた人達がイタリアらしいお洒落な雰囲気を作りだしています。
黒いプルチネッラはセットを舞台上に運ぶお仕事、いわゆる黒子の人達、白いプルチネッラはコーラスの人達でした。
他にも子供の白いプルチネッラ集団も登場して舞台を和ませます。
歌手陣も充実でした。
フィオルディリージ役といえば、どうしてもグルベローヴァの可憐なフィオルディリージが印象に残ってしまってます。
その為、ファルノッキアは始めこそ重く、強すぎると思ってしまいましたが、感情がこもったきれいな歌唱で良かったです。
デスピーナ役のロドリゲスはキャラも声質もこまっしゃくれたチャーミングさに溢れてハマリ役。
ドラベッラ役のスルグラーゼはこの二人と比べてしまうとおとなしめというか、アピールが今ひとつといったところではありましたが、非のあるものではありませんでした。
グリエルモ役のヴェルパはイケメン・・・顔が小さい!
声に品格があって歌も演技も上手です。
昨年「ドン・ジョバンニ」を歌ったということですが、似合いそう・・・見損なって残念・・・今後機会があることを期待しましょう。
フェルランド役のデムーロ、優しさと暖かさのあるイイ声ですが、なんといってもその美しさが際立ったのは重唱でした。
コジというオペラ自体、重唱の美しさを堪能するオペラではありますが、デムーロの声が重唱に更なる輝きを与えていたように思います。
そして座長といった雰囲気、ドン・アルフォンソ役のカプアノの巧みで狡猾な味わいのある歌唱、演技なくしてこの公演の面白さは語れないでしょう。
カーテンコールはブラヴォー、ブラヴァー、ブラヴィーが飛び交っていました。
このホールオペラはこの公演をもって18年の歴史に幕を下ろすとのこと・・・・残念ではありますが、景気が良くなったら、また再開されないでしょうかね?
テレビで見ましたが、例年都内のスタジオで行っていたリハーサルも経費節減で国立音大の施設を借りて行ったとのこと。
一流指揮者、歌手からいろいろ学ぶことができた学生さん達は幸運でしたね。
フィオルディリージ:セレーナ・ファルノッキア(ソプラノ)
ドラベッラ:ニーノ・スルグラーゼ(メゾ・ソプラノ)
グリエルモ:マルクス・ヴェルバ(バリトン)
フェルランド:フランチェスコ・デムーロ(テノール)
デスピーナ:ダヴィニア・ロドリゲス(ソプラノ)
:エンツォ・カプアノ(バス)
指揮&フォルテピアノ:ニコラ・ルイゾッティ
演出:ガブリエーレ・ラヴィア
管弦楽:東京交響楽団
合唱:サントリーホール オペラ・アカデミー
舞台装置:アレッサンドロ・カメラ
衣裳:アンドレア・ヴィオッティ
サントリーホールは初めてです。
席は2階、舞台とオケを横から見下ろす席です。
音響が良いとは聞いてましたが、良すぎて残響が気になり、耳が疲れるような・・・・。
音響的には1階席の方が良いのだろうと思いましたが、視覚的にはオケも良く見えるので楽しい席です。
耳が疲れると頭がボーっとして居眠りモードに入りそう・・・^^;になりましたが、そんな時、お助けマンだったのが、指揮のルイゾッティ!
序曲からその茶目っ気たっぷりの指揮ぶりは最高!
破天荒だったといわれるモーツァルトの生まれ変わりでしょうと思ったくらい^^。
タクトだけでなく、目、顔、頭、体全体で指揮して、イケテル!・・・まさかこのまま最後までオチャラケモードでいかないよね?と思ったところ・・・・さすがに歌が始まってからは少々おとなしくなりましたが・・・。
それでも眠気をもよおしたらルイゾッティを見ればスッキリ^^。
男性たちのレチタティーボでは指揮棒をおいて自らフォルテピアノを弾くという変幻自在な指揮ぶりでした。
一方女性たちのレチタティーボではティオルバという弦楽器とチェンバロで伴奏するというこだわり・・・。
指揮も演奏も生き生き!してました。
演出、衣装はオーソドックスで、イタリアの道化、プルチネッラの衣装と仮面をつけた人達がイタリアらしいお洒落な雰囲気を作りだしています。
黒いプルチネッラはセットを舞台上に運ぶお仕事、いわゆる黒子の人達、白いプルチネッラはコーラスの人達でした。
他にも子供の白いプルチネッラ集団も登場して舞台を和ませます。
歌手陣も充実でした。
フィオルディリージ役といえば、どうしてもグルベローヴァの可憐なフィオルディリージが印象に残ってしまってます。
その為、ファルノッキアは始めこそ重く、強すぎると思ってしまいましたが、感情がこもったきれいな歌唱で良かったです。
デスピーナ役のロドリゲスはキャラも声質もこまっしゃくれたチャーミングさに溢れてハマリ役。
ドラベッラ役のスルグラーゼはこの二人と比べてしまうとおとなしめというか、アピールが今ひとつといったところではありましたが、非のあるものではありませんでした。
グリエルモ役のヴェルパはイケメン・・・顔が小さい!
声に品格があって歌も演技も上手です。
昨年「ドン・ジョバンニ」を歌ったということですが、似合いそう・・・見損なって残念・・・今後機会があることを期待しましょう。
フェルランド役のデムーロ、優しさと暖かさのあるイイ声ですが、なんといってもその美しさが際立ったのは重唱でした。
コジというオペラ自体、重唱の美しさを堪能するオペラではありますが、デムーロの声が重唱に更なる輝きを与えていたように思います。
そして座長といった雰囲気、ドン・アルフォンソ役のカプアノの巧みで狡猾な味わいのある歌唱、演技なくしてこの公演の面白さは語れないでしょう。
カーテンコールはブラヴォー、ブラヴァー、ブラヴィーが飛び交っていました。
このホールオペラはこの公演をもって18年の歴史に幕を下ろすとのこと・・・・残念ではありますが、景気が良くなったら、また再開されないでしょうかね?
テレビで見ましたが、例年都内のスタジオで行っていたリハーサルも経費節減で国立音大の施設を借りて行ったとのこと。
一流指揮者、歌手からいろいろ学ぶことができた学生さん達は幸運でしたね。
2010-03-21 00:26
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コメント(2)
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本当に素敵なプロダクションでしたね!これで最後とは悲しいです。実は私もルイ様を目覚ましがわりにしていました(汗)。ルイ様の指揮とpfの演奏は観ていると楽しさが増しますもの。1階と違って2階はすごく音が響いたのでビックリしました。(1階前方の席はフラちゃんの顔を見るにはよかったけど、音に関しては物足りなかったです。音が上の方を通り過ぎていく感じでした)重唱はうっとりと聴き惚れていました。初日フラちゃんとマルちゃん(ヴェルバ)の声は合わないとも言われていましたが、20日はそんなことは全然感じられませんでした。マルちゃん本当に小顔ですね、フラちゃんはデXーロと言われないように体重管理には気を付けて欲しいと思いました。
by Nanako (2010-03-22 14:25)
Nanakoさま
>1階と違って2階はすごく音が響いたのでビックリしました
私は2階は響きすぎて耳が疲れるような感覚さえありました。
1階のほうがちょうど良いのではないかと思ったのですが・・・。
>初日フラちゃんとマルちゃん(ヴェルバ)の声は合わないとも言われていましたが、20日はそんなことは全然感じられませんでした。
初日二人の声が合わないとも言われていたとは。。。。
20日は仰るようにそんなことはないどころか、私は二人の声のバランスが良いとしか思いませんでした。
by kametaro07 (2010-03-23 20:50)