SSブログ

バラの騎士・Festspielhaus Baden-Baden・2009/1/25 [オペラ]

Der Rosenkavalier/Richard Strauss
Produktion/ Neueinstudierung der Koproduktion der Salzburger Festspiele 1995 und der Opera National de Paris

Musikalische Leitung・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Christian Thielemann
Inszenierung,Buhnenbild und Kostume ・・・Herbert Wernicke
Licht ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Werner Breitenfelder

Feldmarschallin・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Renee Fleming
Octavian・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Sophie Koch
Sophie ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Diana Damurau
Baron Ochs auf Lerchenau・・・・・・・・・・・・・・Franz Hawlata
Ein Sanger ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Jonas Kaufmann
Herr von Faninal ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Franz Grundheber
Marianne Leitmetzerin ・・・・・・・・・・・・・・・・・・Irmgard Vilsmaier
Valzacchi ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Wolfgang Ablinger-Sperrhacke
Annina ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Jane Henschel

Philharmonia Chor Wien
Munchner Philharmoniker
画像 071.jpg
 何でこのオペラを見れたか?自分でもちょっと不思議。 
 
 ティーレマン指揮、フレミング、ダムラウ出演ということで、以前から気にはなっていた。でもドイツ語の原題の響きは良いが、「バラの騎士」って少女マンガみたいなタイトル、あらすじも、しょーもないって感じ。休みを取って見に行くなら、フローレスの清教徒かグルヴェローバのノルマ、バルトリのセメレだなと思って、このバラの騎士は今回はパスのはずだった。
 ところが20日にカウフマンがチョイ役ではあるが、キャストチェンジで出演することになったのをネットで知った。ここまで役者が揃うとやたら行きたくなる。ちょうど仕事で渡欧するし、日曜はオフ。バーデンバーデンまで日帰りできないことはない。ネットで調べたら、一席だけ残ってる。これは行くしかないでしょう!そのままネット購入を試みたが、うまくいかないので電話で購入してしまった。これが後々、とんだ大慌てにつながってしまうのだが、その話は後で書こう。
画像 070.jpg
 バーデンバーデンの祝祭劇場は近代的で2000人以上?収容できる大きな劇場だが、チューリッヒやミュンヘンの後だと音響がいまいちと感じてしまう。
 大都市のオペラハウスは日本人もたくさん見かけるが、ここは自分以外、日本人らしき人は一人しか見かけなかった。観客のほとんどは年配の人達、ロングドレスこそ1,2名しかいなかったが、みんなきちっとした装いでラフな格好の人を見つけるのは難しい。                     

 急に見に行くことになったので、下調べはたいしてできなかった。コメディーとは知っていたが、ここまでドタバタオペラだとは思わなかった。女性歌手陣の歌唱をゆっくり堪能できる場面と小気味良いコメディー場面と楽しめるオペラだが、オペラ鑑賞初心者にとっては少々難曲だなとも感じた。
 
 
 演出は幕が開くと元帥夫人の寝室、背景が全面鏡張り、趣味悪!と思ったが、これが3角柱?の組み合わせたもので、それぞれがクルクルと回りだし、ティーレマンの指揮する姿や観客席が映し出され、とても美しい!!そして部屋の壁やシャンデリアの背景へと変わる。一部は鏡のままだが反射をうまく利用して、観客からは背景全面部屋の壁とシャンデリアに見えるようにできてる。最後はまたクルクル回り、ティーレマンや観客が映し出され、全面鏡で終わる。とても印象的でうまくできていると思った。                           画像 072.jpg
 ところで、このオペラ、女性が少年役を演じるということで、オペラ宝塚ヴァージョンであるが、2幕オクタビアンがゾフィーに銀のバラを渡す場面、突然、部屋の背景が中央で割れ、大階段が出現!!オクタビアンが階段上にいる。まさに宝塚には唖然!!パクッた?????         

 字幕は文字が2列に並んでいて、小さくて見えにくい。2列なんて読みきれないと思って、2列目を見たら、英語表記だった。それにしても文字が小さいし、登場人物が多いので字幕が変わるのがやたら早い場面が多い。

 フレミングはちょっとこもった感じの声だが、この役にあっていると思った。コッシュは高音が伸びやかな歌唱。もう少し背丈が欲しいところだが、スマートで演技も17歳の少年の溌剌さがでていた。。でもこの二人、高音ではかなり違うが、中低音で意外に声が似てる。席が舞台から離れてたので、どっちが歌っているか?分からなくなる時がしばしばあった。
 カウフマンはオーラがある。登場しただけで、観客が身を乗り出して聞き逃すまいぞという姿勢をとる感じ。柔らかで気品ある歌声。一曲歌い終わったら、ドタバタに巻き込まれて、どつかれまくり、ベッドの上でスパゲッティなんか食べ始めちゃって、もう歌わないの?って心配したが、もう一曲だけ歌った。でもそれで終わりのチョイ役。
 ダムラウの歌唱はやっぱり好み!母国語のドイツ語、当然のことではあるが、せりふ部分も自然で、芯の強いゾフィーを演じていた。ただ役の方が不足というか、夜の女王やジルダ役の方がダムラウ自身の素晴らしさをもっと発揮できる役ではないかな?とも感じた。実際に見たのはリゴレットだけだが、このゾフィーよりジルダを演じていた時の方が光っていたと思う。役不足といえば、カウフマンなんてもっとそうではある。
 しかし、このオペラのキーパーソンって、スケベオヤジのオックス役じゃないかな?この役がヘタクソだとつまらないオペラになってしまうが、ハヴラータは演技も歌唱も上手だった。

 ティーレマン指揮のオケだが、序曲が冴えない音だしてるなと感じてしまったが、最初だけ。ウィキペディアで調べたら、演奏時間は1幕75分、2幕65分、3幕60分とあるが、3幕、最後の場面を盛り上げるために間合いを充分とり、テンポもゆっくりと演奏、3幕も65分かけていた。でもこの5分が最初に書いた大慌ての一要因となってしまった。


 なぜ大慌てか?
 初心者の浅はかさ、チケット購入後調べたら、4時間半もかかるオペラだった。バーデンバーデン発の最終電車に間に合わない。キャンセルできるかと再度電話したが、返金できないといわれ、行くしかない。2幕後帰るのは悔しい。そこで30KMぐらいだと思うが、電車のある所まで、タクシーで行くしかないと、開演前に劇場の案内カウンターでタクシーを予約しておいた。終演後、飛び出してタクシーを捜す。名前が珍しいからタクシードライバーがすぐ気づいてくれた。
 「A駅までお願い」「バーデンバーデンの駅じゃないの?」「ちがう。A駅まで」「A駅?O駅じゃないの?」「ちがう!A駅!」「あそこに駅なんてあるの?」何てこった!来るとき通ったが確かにホームしかない無人の小さな駅だ。無線でドライバーが聞く。「A駅ってどこ?」「O駅の隣」「隣って手前?向こう?」「手前」、とりあえず向かう。「9時10分発の電車だけど、大丈夫?」はっきりした返事もなくアウトバーンをぶっ飛ばし、Aの町に入る。あと10分もない。歩いてる人に駅の場所を聞いて、間に合った!!オペラもドタバタなら自分自身もドタバタだった。
 結局チケット代149EUR以上の交通費をかけて見に行ったので、日本で見るのとたいして変わらないくらい出費した。でもティーレマンは先のウィーン国立歌劇場公演の一番最初の発表では来ることになっていたのに・・・真偽のほどはわからないが・・・ギャラが折り合わなくてムーティに変わったとか。日本では聞けないからと自分自身で納得する。

 しかし、これからはよく調べて、慌てず、無理はしないようにしよう。

 なんでここまでオペラ街道?オケラ街道?まっしぐらになるかなー??

 質素な食事で今日も元気・・・・!

nice!(0)  コメント(30)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 30

ゆみゆみ

凄い、これなら行くしかないでしょう!!
バーデン・バーデンって田舎だと思っていたら、凄いキャストなんですね。残念ながら私が行く時はこうは参りませんが・・・。
カウフマンは、歌手の役でしょうか?
フレミングもメトの前はこんなところで頑張っていたのですね。ダムラウもそうですね。
フレミングは、かなり癖があるのですが私は彼女の舞台を見るといつも知らず知らずのうちに引き込まれてしまいます。最近の映像では高音がとても綺麗に出ていました。如何でしたか?
たまたまNYで買い物をしていましたら、そこの販売員さんがフレミングの呼吸法(多分)の先生で、色々話してくれました。彼女はとても努力家ですばらしい人格者だみたいなことを言っていました。
次に見る「ルサルカ」も高音がバンバン出てくるので楽しみにしているんですよ。
ダムラウの女王は、正統派という感じです。ゾフィーまでするんですね。実年齢は知りませんが、少し年齢が行っている感じではありませんか?
少女らしさが出ていたら、流石ですが・・・。
コッホと読むんですか?初めて聞きましたドイツの方のようですね。

大変な目に会われながら見た作品は、忘れませんよ。
私も10月のミュンヘンで、飛行場から走って走って5分間に合わず、てっぺんの照明室ではじめのオペラを見ました。感激しましたよ。

この作品をご覧になれて、うらやまし~~^^。

by ゆみゆみ (2009-01-30 22:09) 

kametaro07

ゆみゆみさま
 カウフマンは歌手の役です。パソコンでドイツ語のウムラウト(文字の上の点々)をどう打っていいのか分からず、いつも省略させていただいてます。わかりづらくて、すみません。
 ダムラウはネトレブコと同い年と聞いたことがあります。少女の感じでてました。
 KOCHはそういえばフランス人です。私はドイツ読みしてしまいましたが、違う読み方かもしれません。
 フレミングは本文でも書きましたが、高音がこもった感じに聞こえる声で、この役にはあっていると思いましたが、7月ROHでやる椿姫のイメージがどうも湧かないんです。カレーヤと出演する椿姫で、見ようと思っているのですが・・・。
 私は照明室でのオペラがうらやましいです。

by kametaro07 (2009-01-31 00:41) 

dognorah

やっと初コメントです。こういう町で凄い出演者でびっくりしました。私がチューリッヒで「シモン・ボッカネグラ」を見ていた日ですね。羨ましいです。
バスのハヴラータがよいときもあるんですね。このプロダクションは2006年12月にパリで見ましたが、ハヴラータには失望しました。昨年のバイロイトでもマイスタージンガーのハンス・ザックス役でしたがあまりに酷いのでブーを進呈したくらいです。
Sophie Kochは仰る通りフランス人なのでソフィー・コッシュと発音するようです。
ダムラウにはこの役はちょっと不足ですね。カウフマンがこんなチョイ役に出るとは・・・絶句です。
by dognorah (2009-01-31 10:41) 

kametaro07

dognorahさま
 名前 の読み方ご指摘ありがとうございます。
 バラの騎士は初めて見るので、オックス役をほかの人がどう演じるかも知りません。比べる人がいたら、また違った感想だったかもしれませんが、この日のハヴラータはこの役の雰囲気を出していたと感じました。
 帰る時間がどうしても気になってしまって、もっと気持に余裕がある状態で見たかったと思いますが、チケットが一枚だけ残っていて、見れただけでラッキーだったと思っています。
 ヌッチのシモンも見てみたかったので、記事大変興味深く拝見しました。いつもヨーロッパ在住の方々をうらやましく思ってます。
by kametaro07 (2009-01-31 19:22) 

ゆみゆみ

1つ教えていただきたいのですが・・。
   【開演前に劇場の案内カウンターでタクシーを予約しておいた】
とありますが、タクシー会社の電話は劇場で尋ねたのですか?そして、どの様に待ち合わせをされたのですか?

以前グラインドボーンへ行きました。あそこは田舎だからタクシーに「帰りに迎えに来てね」と頼みました。私達は、日本人で珍しいから直ぐわかると思っていましたら、そうでもなかったようで、最後の最後まで巡り会えず、「もう私達は帰れないか」と半べそ状態でした。
またNyでは、待ち合わせの場所がわかり難いという理由で、断られました。
そのため、いつもかなり無理をして劇場傍のホテルを取っていますが、料金が高い時など何とかできないかな?と思っています。

どの様に待ち合わせをされるのか教えていただければ有りがたいです。
残念ながら、当方  会話は少々の英語だけ  でございます^^。
by ゆみゆみ (2009-02-01 21:19) 

kametaro07

ゆみゆみさま
 案内カウンターで名前を見せて、タクシーの予約をお願いすれば、係りの人がタクシー会社に連絡してくれます。タクシーが待ってる場所も教えてくれます。
 劇場正面から入ると正面にBOX OFFICEがあり、その並び左側に劇場の入り口があるのですが、タクシーが待っていたのはその入り口から入って左にまっすぐ突き当たりの出口でした。たくさんタクシーはいたのですが、いかにも外人の名前ですから、ドライバーはすぐ気づいてくれた訳です。案内カウンターは入り口入って右斜め正面、小さなカウンターです。英語も問題ないです。
 でもバーデンバーデンにお泊りでしたら、小さな町ですからタクシーは必要ないかもしれません。祝祭劇場は町の中心レオポルド広場(LEOPOLDS PLATZ)から201番のバーデンバーデン駅行きのバスで2つ目の停留所ですが、歩いても10分くらいです。
by kametaro07 (2009-02-02 21:38) 

ゆみゆみ

丁寧にお返事をいただきありがとうございました。
何処に泊まるかわからないので、参考にさせていただきます。

ところで、こういった「案内カウンター」というのはkametaroさんが、いらした
オペラハウスには何処にでもありましたか?

ドライバーさんは、名前の書いた紙でも持って待っているのですか?

2月になり、春が近くなって冬眠から目覚め、準備をしなくてはいけないです。今が1番楽しい時です。
by ゆみゆみ (2009-02-06 20:56) 

kametaro07

ゆみゆみさま
 仰るとおり、準備をしたり、いろいろ調べたりしてる時が1番楽しいです。
 タクシードライバーは紙などは持ってませんでしたが、私の名前を呼んでくれたので、わかりました。
 今まで他のオペラハウスから帰る時はバスか地下鉄か徒歩で大丈夫だったので、他のオペラハウスにあるかどうか?解かりかねます。今回は帰りのことがとても気になっていたので、BOX OFFICEでチケットを取る際、タクシーが劇場前で待っているか聞いたら、中の案内カウンターで予約するように言われました。
 3月ベルリンのパルジファルのチケットを購入済みでどうしても行かなくてはいけないのですが、ベルリンからニューヨークへ行こうかとも一瞬考えました。でも体力的に無理かな・・・・と。アメリカは入国するだけでも疲れてしまって、ちょっと苦手にしてます。ベルリンとウィーンに行って、できたら今METで話題になっているネトレブコが同じルチアを歌うのを聞いてこようかと思ってます。MET PLAYERで清教徒を聞いた感じだと、あまり期待はしてないのですが、フィリアノーティも聞きたいので。。
 
 
 
by kametaro07 (2009-02-06 21:48) 

ゆみゆみ

kametaroさんも、私と同じようなことを考えられたのですね。
私は、逆パターンで、4月にNY→ロンドン→日本  でした。これって世界一周になるから凄く高くなると言われやめにしましたが、やはり、諦めきれず1週間だけ日本に戻り、、ロンドンへ行く気になっています。チケットはさりげなくGETしてあります。

ネトさんの「ルチア」上手くなっているといいですね。もともと彼女の歌い方は、苦手です。「ロミオ」を見ましたが、感動したのは、≪妊娠初期なので、空飛ぶじゅうたんの上からく落ちなくてよかったな≫位です。
でも、「椿姫」は大好きで、良かったのですが・・・。
あの後のモーツアルトあたりから???。

フィリアノーティ是非聞いて感想をアップしてください。私は昨年「椿」を見に
ナポリまで出かけましたが、キャンセルに合いました。

頂いたコメントの中で、これ頂き・・・。と思ったのは、
「BOX OFFICEでチケットを取る際、タクシーが劇場前で待っているか聞いたら、中の案内カウンターで予約するように言われました。」

私は、しゃべれないから、行く前に劇場にメールを入れて尋ねればいいのですね。今まで帰りのことを考えると行く前から不安でしたが、この手で行って見ます。ありがとうございました。

by ゆみゆみ (2009-02-07 21:21) 

takeuchi

はじめまして。僕もこの公演、28日に見ました。
とても好きなオペラなのに、今まで「ばらの騎士」を見るチャンスがなかっ
たので、これしかないと思っていってきました。
ちょうど旅行中だったので、ブリュッセルから乗り込んで、フランクフルトで
1泊し、次の日にロンドンに乗り込むというスケジュールでした。
ロンドンでは「死の都」を見る予定だったので。
僕は宿泊する場所なども検討したのですが、あきらめて夜中の1時に出る
ICEに乗ることにしました。駅に向かうバスは夜中までありましたけれども、
Beden-Badenに泊まる列車が限られているので、空港の近い都市に
行く列車はほとんどないんですよね。ホテルに戻ったら3時すぎてました。

バーデンバーデンはすごいキャストのオペラをやるようでが、ナガノが振っ
たローエングリンやパリジファルもDVD化されているので、収録するのに
向いた小屋なのかもしれません。
この公演も、カメラ7台ほどで収録をしていました。

カウフマンも収録にあわせたキャスティングだったのではないでしょうか。
チョイ役ですが目立ちますし、リハもほとんどいらない役ですからね。
こういう公演ではスターが配役されやすい役だと思います。
フレミングはときどき声の張りがないところもありましたが、演技も含めて
よかったと思います。ダムラウは、ほんとの意味で役不足ですね。すばら
しいのですが、ちょっともったいない。
ハヴラータに関しては、崩して歌いすぎなんだと思いますね。オックス役
は持ち役のようなので、ハゲヅラの演出も含めて演技は完全に出来上
がっていると思いますが、もうすこし楽譜どおりに歌ってほしいですね…
歌手の中では、個人的にはコッシュが一番ぐっときました。

演出も、一番目を引いたのはやはり宝塚の階段のところですね。
同じ感想を持った人がいたのでうれしくなってしまいました。

ティーレマンの指揮は、彼らしいものでした。だんだんテンポが落ちて
いってねっとりと歌わせますね。第1幕の序曲でも、勢いよく始まる割
りに、いきなりブレイクをかけテンポを落とし「おまえはクナか」とツッコ
ミを入れたくなりました。ミュンヘンフィルもオペラの全曲演奏をするのは、
これがはじめてかもしれません。個人的には気合が入っていて、3年
前に聴いていたころより上手くなっていたと思いました。
by takeuchi (2009-02-08 13:50) 

kametaro07

takeuchiさま
 はじめまして。バーデンバーデンでは日本の方をほとんどお見かけしなかったので、この公演をご覧になった方からコメントをいただけて大変うれしいです。
 ハヴラータに関しては、この公演の批評をブログを含めネットで調べてみたのですが、あまり良いコメントを見かけません。私はコメディーの部分を強調したいという意図での歌唱、演技だと思ってましたが、崩しすぎというご意見が的確なのだろうと思います。一方コッシュに関してはガランチャより好みだという意見も見かけました。
 クナッパーツブッシュは名指揮者として名前は聞いたことはあるのですが、なにせ音楽無知なもので、実際に聞いたことがありません。少しずつ勉強していきたいと思います。ネコはネコなりで感想を書いているのですが、表現に早くも行き詰まりを感じてます。
 今後共、いろいろご教示ください。 
by kametaro07 (2009-02-08 20:40) 

それいけ、ばいきんまん!

ネコにオペラ様 はじめまして。
偶然このブログにたどり着きました。そしてこれも偶然ですが、私もBaden Badenのバラの騎士を観劇しました。初めて訪れたのですが、Baden Badenのこののんびりした町は気に入りました。ゆっくり休暇をすごせました。
フレミングは、加齢による変化を受け入れ始めたキャラに比して、十分美しい容姿と声で、黄昏の入り口に立つ雰囲気にはいまひとつ若すぎると思いました。
劇場内で私はテレビ中継カメラは12台数えることができましたが、関係者によると「13台だよ!」とのこと。今年DVDでも販売される見込みだそうです。販売が実現することを楽しみです。
バラの騎士は、クライバー・ウイーン歌劇場、メスト・チューリッヒ歌劇場だけ観た経験があるのですが、私にとって今回のものが最も好みに合ってしっくりいきました。この公演の成功はなによりまず、ティーレマンの音楽的才能の素晴らしさが第一の功績だと思います。来年もティーレマン指揮のオペラ公演を楽しみにしてます。
by それいけ、ばいきんまん! (2009-02-16 15:01) 

kametaro07

それいけ、ばいきんまん!さま
 はじめまして。
 この公演をご覧になった方からコメンをトいただくのはお二人になりますが、本当にうれしいです。
 DVD収録日は私が行った日とは異なりますが、発売が楽しみです。
 ティーレマンのドイツ語圏での人気はすごいですね。もうすぐ各オペラハウスの来シーズンのプログラムが発表されますが、できればティーレマンの他の演目も聞いてみたいと思っております。
by kametaro07 (2009-02-17 22:25) 

それいけ、ばいきんまん!

ネコにオペラさま

こんにちは。

Baden Badenで宿泊した小さなホテルに、飼われている黒と白のネコがいました。名前はFelixさん。大半が黒毛のおデブちゃんでソファーで寝てばかりです。公演のない日はこの消極的な性格のFelixを眺めたりいじったりしてすごしました。Baden Badenなら今後はこの宿に泊まることにします。

ティーレマン指揮バラの騎士のTV収録は、私が通った28日と31日は両日ともやってました。プレミエの25日は収録がなかったのですね。「収録は上手くいったよ」と関係者が言ってました。まずは3Satで2,3ヵ月後に放送予定だそうです。ドイツ語圏にお住まいの方々は楽しみですね。

今年のティーレマン指揮のオペラ登場は私が知る範囲ではあとはバイロイトだけなんですね。来年早々にBaden Baden冬の音楽祭でまたティーレマンが指揮するオペラがあるそうなので、1年後にBaden Badenへ休暇を兼ねて再訪したいです。

最近ドイツへ行きかけたけど断念したことがあります。実は他の方が先に書いておられた今日や来週のベルリン・パルジファルに行きたかったのですが、Baden Badenに行ってから知ったので、チケットは完全手遅れでした。ベルリンへ行くだけ行ってSuche Karteも考えたのですが、Domingo出演だとダフ屋も多数で、個人で余っているチケットもダフ屋が買い占めてインフレ起こしそうなのであきらめました。この公演チケットを購入されていた方はうらやましい限りですね。


by それいけ、ばいきんまん! (2009-03-06 16:43) 

kametaro07

それいけ、ばいきんまん!さま
 ヨーロッパのオペラハウスはまだ来シーズンのプログラム発表をしてませんが、ティーレマンのスケジュール情報ありがとうございます。このバラでは帰りのことが気になって落ち着いて鑑賞できなかった部分もあったので、ぜひまた聴きたいと思っているのですが、バイロイトとバーデンバーデンだけとは少ないのですね。
 パルジファル、パーペの不在はなんとも無念ではありますが、尚、豪華キャストであることに変わりありません。ドミンゴは昨年もうパルジファルは歌わないと言っていたと思うのですが?今回が最後かもしれないですし、なによりバレンボイム指揮の素晴らしい演奏を聴けるのですから・・・楽しみに行って参ります。
by kametaro07 (2009-03-06 19:58) 

それいけ、ばいきんまん!

kametaroさま
こんにちは。

収録された「バラの騎士」の放送日時です。
Rosenkavalier in TV
Am 30.05.2009 um 20:15 Uhr sendet 3sat die Aufzeichnung des „Rosenkavalier“ aus Baden-Baden.

昨年は同じ3satでティーレマン・ウイーンの「マイスタージンガー」を放送したのですが、そちらはDVD発売はなさそうです。バラこそはDVD発売されるのを楽しみにしてます。

by それいけ、ばいきんまん! (2009-03-12 15:06) 

kametaro07

それいけ、ばいきんまん!さま
 ご連絡ありがとうございます。残念ながら、家のTVでは見れないので、DVD発売を待ちます。
by kametaro07 (2009-03-13 00:41) 

それいけ、ばいきんまん!

kametaroさま
ミュンヘンフィルのHPで発表されていました。

Baden-Baden Festspielhaus
29. Januar – 4. Februar 2009
Christian Thielemann Dirigent
Richard Strauss
„Elektra“ op. 58

その後ミュンヘンフィル定期でも演奏会形式で取り上げるそうです。
来年もBaden Badenに行くことにします。
by それいけ、ばいきんまん! (2009-03-20 13:17) 

kametaro07

それいけ、ばいきんまん!さま
来年もシュトラウスですね。まだ他のキャストは発表になってないようですが、できればティーレマン指揮のオペラ、今度は帰りの心配なしで落ち着いて聴いてみたいです。
旅行も頻繁に行ければいいのですが、そうもいかないので他のオペラハウスの来シーズンの発表があってから、じっくり考えたいと思います。
by kametaro07 (2009-03-20 16:04) 

それいけ、ばいきんまん!

kametaroさま
こんにちは。

Baden-Baden FestspielhausのHPで今日から、
ティーレマンのエレクトラをはじめ新シーズンチケット販売が始まりました。
エレクトラ公演の前後には、ハーンやポリーニ、コパチンスカヤなどの公演もあって面白そうな期間です。
私はエレクトラのチケットを購入しました。

どうやら今年のティーレマンのオペラはこのエレクトラとバイロイトだけのようですね。演奏会形式ですがミュンヘンでエレクトラを1回やるそうです。


by それいけ、ばいきんまん! (2009-04-24 20:56) 

kametaro07

それいけ、ばいきんまん!さま、
情報ありがとうございます!!先ほど帰宅してリンデンのサイトを見たら来シーズンが発表になってたので、そちらに気を取られてました。
そうなんですよね。ティーレマンはこことバイロイトだけ・・・行きたいのはヤマヤマですが・・休みが取れるか??行くとしても数ヶ月前じゃないと決められないかもしれません。
以前のようにウィーンでオペラはやらないでしょうか?
by kametaro07 (2009-04-24 22:04) 

それいけ、ばいきんまん!

kametaroさま

現地で聞いた噂ですが、ここ数年はウイーンではオペラ指揮はないようです。ウイーン国立歌劇場の次シーズン・カレンダーにもティーレマンは載ってません。彼の登場は新総監督とメストの就任以降になるんでしょう。
彼とウイーンのオケとの共同作業は素晴らしい内容でしたから、ウイーンに再登場するのが楽しみですが、しばらく待たされますね。
2011年にザルツで「影の無い女」、12年にBaden Badenで「ナクソス島のアリアドネ」、以降は1年に1作のテンポでbaden Baden Ringシリーズだそうです。

リンデンのサイト情報ありがとうございます。
早速観ました。それによると、
リンデンのIsolde:Katarina Dalaymanは、
ティーレマンのElektraを歌いますね。
Elektraで!!なのは、あのRené KolloがAegisth、
Byreuth・RingのWotan/Wanderer役のAlbert DohmenがOrestを歌うことです!



by それいけ、ばいきんまん! (2009-04-26 10:54) 

kametaro07

それいけ、ばいきんまん!さま、
ウィーンのオケとのオペラがしばらくないのは残念ですが、baden baden Ringとは大変興味深い情報です。2013年生誕200周年でバイロイトで新制作リングを公演予定ですが、それと同じプロダクションになるのか?バイロイトのチケットはまず無理ですから、こちらで見れたらいいですよね。
Elektraは休みが取れるか?です。

by kametaro07 (2009-04-26 15:06) 

ゆみゆみ

カメタロウさん!!
もう少しで「ザルツ」へ行く予定です。丁度マッチャンも御出演とあって、ここはご挨拶を・・・。
ところがバーデン・バーデンで「Stage Door」と言っても御理解いただけず、
あのホールの中をあちこち連れ歩かれました。
最後は英語のわかる(若い人)方が何とか御理解くださり、行き着けましたが、ザルツのステージドアを御存知ですか?
又ドイツ語では、何と言えばご理解いただけるでしょうか?
アドヴァイスをいただければ幸いです。
ザルツは、ホールがまとめていくつかあるから、大変難しいのかもしれません。
by ゆみゆみ (2009-07-19 19:13) 

kametaro07

ゆみゆみさま
いいですねー(^^)
残念ながらザルツブルグのフェストシュピーレは行ったことがありません。
ステージドアはEine Bühnentürアイネ ビューネントュアではないかと思います。Eineは冠詞です。
Wo ist eine Bühnentür?
ヴォー イスト アイネ ビューネントュアで楽屋口はどこですか?ですが、ドイツ語で返事が返ってくるでしょうから、イングリシュ ビテと言えば英語で答えてくれます。
確かにバーデンバーデンは英語をよく理解しない人もいますが、ザルツブルグはさすがに英語で大丈夫ではないでしょうか?
楽しんでらしてください!!
by kametaro07 (2009-07-19 22:23) 

euridice

kametaroさん、おじゃまします。
クラシカジャパンで放送中です。見てから検索してましたら、こちらがヒット。いつもkametaroさんは劇場鑑賞、私はテレビ鑑賞なのは、少々寂しいですが・・ 「ばらの騎士」は映像はかなり多数、劇場鑑賞は新国1回です。久しぶりの映像です。この演目に美しくない主要女声歌手というのはあり得ないようで、キャラクターずれは見たことがないです。この元帥夫人のフレミングもちょうどよい雰囲気でした。ちなみに元帥夫人の年齢は32歳未満とのこと。

また今更ですけど、TBします。


by euridice (2010-11-02 11:00) 

kametaro07

euridiceさま
ちょうどそちらに伺ってコメントを書いてました。
テレビ鑑賞の方が表情まで分かって、劇場鑑賞とはまた違ったおもしろさが味わえます。
コッシュの口が目立つとは・・・・^^;知りませんでした。
こちらからもTBしますので、よろしくお願いいたします。



by kametaro07 (2010-11-02 11:24) 

それいけ、ばいきんまん!

kametaro さま

こんにちは。
ティーレマン・バーデンバーデン祝祭劇場の話題ですので、
少し古いですけどこのページに書き込みさせていただきます。
kametaroさまの目に留まると幸いです。

2012年バーデンバーデン祝祭劇場・冬の音楽祭では、
予定通りティーレマンは「ナクソク島のアリアドネ」を指揮します。
ところで、2013年以降のリング・プロジェクトはどうなるのだろうか、
ザルツでもkametaroさまと話題になりましたが、
2011年5月18日付ドイツのニュース情報を今頃偶然見つけました。

http://www.news.at/articles/1120/121/297146/salzburger-osterfestspiele-foerderer-christian-thielemann-dresdner

私の不十分なドイツ語理解ですと;
バーデンバーデン祝祭劇場支配人の発言として、
2013年に当初予定されていたティーレマンのリング・プロジェクトの開始を2016年へ延期する。
2013年2月には代わりに「マイスタージンガー」を上演する。
(!!)

とありました。
もしドイツ語の解釈が間違っていたらご指摘お願いします。

ここからは推測ですが、
その後のザルツ・イースターとのティーレマン・ドレスデンの新契約がこれに影響しなければ、、、
2013年
 ・2月バーデンバーデン祝祭劇場・冬の音楽祭「マイスタージンガー」
 ・4月ザルツブルグ・イースター音楽祭「パルシファル」
 ・契約上ゼンパーオーパーで他にも何らかのオペラ指揮の可能性あり

これが実現するなら楽しみですし、13年は忙しくなりそう。
まずは、2月冬の音楽祭「ナクソス島のアリアドネ」に行って、
現地でティーレマンにこのことだけでも質問しておきたいですね。

それいけ、ばいきんまん!

by それいけ、ばいきんまん! (2011-09-13 15:20) 

それいけ、ばいきんまん!

kametaro さま

早速ですが、より最新のニュースを見つけました。
結局、残念な内容です。

追伸:1(これは嬉しい情報)
ソプラノAnn PattersonのHPに以下の表示がありました。
Eva/Meistersinger in Baden-Baden with Thielemann in 2013

http://www.crescendi.org/profile.php?artist=115

追伸:2(残念なお話)
オーストリアのニュース7月20日付

バーデン・バーデンとは、
13年「マイスター」はキャンセル、
17/18年シーズンに延期された「リング」は実現は疑わしい。

http://www.news.at/articles/1129/510/302290/news-plaene-wien-salzburg

ぬか喜びに終わりそうです。
そうなると、バーデンバーデン祝祭劇場とティーレマンのオペラプロジェクトは、
12年「ナクソク」で終わってしまうのでしょうか。
7,000円程度の安い席でティーレマンも観ながらオペラを楽しめる席もある劇場で気に入っていたのですけど、、、。

それいけ、ばいきんまん!
by それいけ、ばいきんまん! (2011-09-13 15:46) 

kametaro07

それいけ、ばいきんまん!さま

こんにちは。
情報ありがとうございます。
ザルツブルグ・イースター音楽祭とSKDが契約したというニュースがあって以来、バーデンバーデンはどうなるんだろうと思ってました。
SKDもシーズン中はそんなによそで仕事はできませんよね。

>バーデン・バーデンとは、
13年「マイスター」はキャンセル、
17/18年シーズンに延期された「リング」は実現は疑わしい。
というニュースは残念ではありますが・・・
ゼンパーでの公演を期待したいと思います。


by kametaro07 (2011-09-13 18:36) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。