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ブーレーズ アンサンブルXX・・Pierre Boulez Saal・・2019/9/9 [コンサート・リサイタル]

BOULEZ ENSEMBLE
DANIEL BARENBOIM Conductor, Piano
RADEK BABORÁK French Horn
DENIS KOZHUKHIN Piano
KARIM SAID Piano
MICHAEL WENDEBERG Piano
ALINE KHOURI Harp
SUSANNE KABALAN Harp
STEPHEN FITZPATRICK Harp
LEV LOFTUS Percussion
DOMINIC OELZE Percussion
PEDRO TORREJÓN Percussion

PROGRAM
LUDWIG VAN BEETHOVEN Sonata for Horn and Piano in F major Op. 17
BÉLA BARTÓK Sonata for two Pianos and Percussion Sz 110
PIERRE BOULEZ sur Incises

 この日はブーレーズザールのシーズン開幕公演。2017年にバレンボイム・サィードアカデミーの付属コンサート・ホールとしてオープンしたホールですが、今回初めて足を運びました。
 チケットを購入時、舞台のそばと2階席が残っていたのですが、音のバランスを考えて2階席を選択。楕円形のホールの2階席は緩く波打っているので席は水平でも床は若干の傾斜があり、向かい側の波打っている2階席を見ていると平衡感覚がおかしくなりそうな気がしましたが、公演が始まるとすぐに気にならなくなりました。

 ベートーベンはバレンボイムのピアノにバボラークのホルン、バルトークはピアノ2名とパーカッション2名、休憩後のブーレーズはバレンボイム指揮、ピアノ3名、ハープ3名、パーカッション3名、舞台からみると全方向に客席があるのでピアノは蓋(屋根)無しでの演奏でした。

 歌劇ばかりでコンサートへはあまり足を運ばない[猫]が興味深かったのはパーカッションの多彩さ。上から覗き込むように見ていると複数の楽器を多種多様なスティックで演奏するのが見事。聴覚だけでなく視覚的にも面白く楽しめて2階席にして正解でした。
 初めて接したブーレーズの曲は現代音楽らしく耳に残るようなフレーズはありませんが、透明感のある音が次々と生まれ絡み合うさまは活き活きとして、爽やかな音の洪水といった印象。飽きることなく浸って時を過ごすことができました。
 
 
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