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ドン ジョヴァンニ(コンサート形式)・・・NHKホール・・・2017/9/9 [オペラ]

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ドン・ジョヴァンニ:ヴィート・プリアンテ
騎士長:アレクサンドル・ツィムバリュク
ドンナ・アンナ:ジョージア・ジャーマン
ドン・オッターヴィオ:ベルナール・リヒター
ドンナ・エルヴィーラ:ローレン・フェイガン
レポレッロ:カイル・ケテルセン
マゼット:久保和範
ツェルリーナ:三宅理恵
合唱:東京オペラシンガーズ
NHK交響楽団

 ほとんど日本では観に出かけることはないのですが、お誘いがあったので行ってみました。これが予想していたよりもずっと良い公演で、誘ってくださった方に感謝しなくてはいけません。

 コンサート形式といっても舞台に置かれたのは譜面台ではなく、横に並んだ2台のベンチシート。簡素ながら現代的な洒落っ気と茶目っ気のある演出つきの上演でした。
 N響の上手さは想定内ではあるのですが、とても良いと思えたのは滝在適所の歌手が揃い、全体としてチームワーク良く完成度が高かったことで、この公演を含めてたった三公演の上演というのがもったいないと思えたのでした。
 
 歌手の人達はそれぞれのキャラが立っていて、アンサンブルとして重唱も聴きごたえありという充実ぶり。
 中でもケテルセンのツボを心得た舞台センスは演出の面白さを伝えていて、公演のキーパーソンでした。
 オッターヴィオ役のリヒターは2012年に同役とタミーノを聴いたことがありますが、以前より声の芯が太く硬質の声になっていて、ますます男前度アップ。

 メリハリのある明快な演奏は速すぎず遅すぎず、地獄落ちも軽すぎず重すぎずだったのが演出に凄く合った絶妙の匙加減。公演の要であるパーヴォ・ヤルヴィの上手さを感じたのでした。



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