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白鳥の湖・・・Teatro alla Scala・・・2010/12/16 [バレエ]

画像 1246.jpg

Choreography Rudolf Nureyev
after Marius Petipa e Lev Ivanov
revived by Charles Jude
Music Pyotr Ilyich Tchaikovsky
Conductor Daniel Barenboim
Staging Rudolf Nureyev
Sets Ezio Frigerio
Costumes Franca Squarciapino

Odette/Odile Alina Somova
Siegfried Leonid Sarafanov
Rothbart Antonino Sutera

この日ミラノに入りましたが、晴れてはいてもやはり寒く、最高でも0度以下です。

バレエを観るのはかなり久しぶりで1990年にロンドンに3ヶ月ほどいた時に何回か観たくらいだと思います。

今回これを観ようと思ったのは指揮がバレンボイムだからですが、バレエまで指揮を執るとは知りませんでした。
もっとも全公演を執るわけではなく、プレミエのこの日を含めて3回だけ。
主役の二人はゲスト出演でこちらも初日を含めて5公演だけです。

席は発売時間を勘違いして、気がついた時には売り切れだったのですが、数日後に再び出ていたので3階席右サイドのボックス最前列を購入しました。
バレエのプレミエはシーズンオープニングのオペラのプレミエのように高額ではなく、他の公演日と同じ値段設定です。

前回5月は4階の左サイドボックスだったわけですが、オケがオーケストラボックスの真横でもバランス良く聴こえたのに、今回右サイドは手前に配置されている打楽器と金管の音色が今ひとつ・・・というところがありました。楽器によって方向性があるでしょうし、1階違うということもあるでしょう。
それでもそれ程気になるというほどではありませんが、視覚的には右奥が見切れてしまうので、バレエは正面から鑑賞した方が良いですね。
今回は出遅れにより、そういった席は残ってなかったのですから仕方なし、購入できただけでも良し、です。
ここのオケの音の印象は前回と同様、軽いというか、柔らかいというか・・・。

指揮を執るバレンボイムの姿が良く見える席。
これがバレエのダンサー達とは息がピッタリあっていて、ダンサーがキューを出して演奏が後追いする場面もあるわけですが、合わない場面などは見受けられないどころか、群舞も全員ピッタリ統一されていて見事でした。
リハにも相当時間をかけたことが窺われますが、「ワルキューレ」と同時進行ですから、相変わらず精力的に仕事する人です。
拍手が鳴り止まないうちにダンサーからキューが出され、バレンボイムが観客に手を挙げて静粛を促しながらオケにもキューを出す、という場面も見受けられました。
バレンボイムは今までもバレエの指揮を執ることがあったのでしょうか?

でもバレエの場合はダンサーの見せ所では演奏が続いていても拍手が出るということは当たり前。
なんだかもったいないような気がしつつ、ダンサーが主役だから仕方ないかと納得してました。

オデットのソモワは手足が長く、登場しただけで他のダンサーとは明らかに違うオーラがあり、細くしなやかな手の動き、柔らかな体で美しく踊ります。

王子のサラファノフは安定感抜群、ジャンプ力もあり、こちらもプリンシパルの実力を見せてくれました。

二人共マリンスキーからのゲストのようです。


なお、あまりに久々のバレエなので、「白鳥の湖」をWikiで調べてみたら・・・・
本作品にはワーグナーのオペラ『ローエングリン』(1850年初演)からの影響が指摘されている[1][2]。善良な人物が悪い魔法によって白鳥に姿を変えられてしまうという筋書き上の共通点[1]、『ローエングリン』の第1幕第3場で現れる「禁問の動機」と『白鳥の湖』の「白鳥のテーマ」との類似性[1]、そしてチャイコフスキーがワーグナー作品の中で『ローエングリン』を特に高く評価していたこと[2]が根拠として挙げられている。

以上Wikiよりコピー。

そこまでは全く考えが及ばず・・・・・へ~~~~~・・・・でした^^;

ところであのヘ~ヘ~言っていたTV番組・・・トリビアの泉・・・なくなって久しいですが・・・・
あんなにへ~へ~言っていたのに・・・覚えているのは極わずかなんですよねー・・・
最後に無駄話でしたm(_ _)m


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コメント 4

ペーターのファンです。

この話題は素通りできませんもので、久しぶりにお邪魔してしまいます。貴重な舞台をご覧になって羨ましい限りです。

スカラ座バレエ団が白鳥の湖(ヌレエフ版)を上演するのにマリインスキーのプリンシパルをゲストに迎え、バレンボイムが振った贅沢な舞台ですね。ヌレエフ版は振りが難しくできていますので、若くて技術のある二人を招いたものと思います。バレンボイムは普段はバレエを振らないはずですが、バレンボイムとシカゴ響の演奏でシルヴィ・ギエムのボレロという超のつく贅沢上演がいつぞや東京でありました。たしかチケットもトンデモなお値段だった気がします。

贅沢と言えばマリインスキーでゲルギエフが振った白鳥の湖も大変に贅沢な代物で、主役を踊るダンサー二人の実力と格と容姿のいずれもスカラ座ゲストの二人をはるかに上回ります。映像が出ていますので、ご覧になる機会がありましたら、これはおすすめです。
by ペーターのファンです。 (2010-12-21 21:19) 

euridice

こんばんは
音楽を知ったのはチャイコフスキーの「白鳥の湖」が先でした。ずっと後で「ローエングリン」をきいて、似ている旋律が出てくるので、偶然にしては似すぎてるし、どこかに民族的な元旋律みたいのがあったのかなとか、どちらが先なのかなぁ・・なんて思ったものです。調べるところまでは行ってませんでした。そうなんですか。なるほど・・です。
by euridice (2010-12-21 22:02) 

kametaro07

ペーターのファンです。さま
バレエをお詳しくてらっしゃるのですね。
U-tubeで
Ulyana Lopatkina & Danila Korsuntse, June 2006
http://www.youtube.com/watch?v=ScJ4g2L2Zro
を見つけたのですが、ゲルギエフ指揮の映像の一部でしょうか?
仰るように美しいです。
今回のスカラのゲスト二人は昨年の来日公演で日本に来ていたのですね。
今回は思いがけず幸運でした。
by kametaro07 (2010-12-22 23:43) 

kametaro07

euridice さま
私はすぐWikiを利用してしまいますが、時々間違っている時もあるようです。
でも違っていたら指摘してくださる人もいるかもしれませんし、何より気軽に調べられるのが有難いです。
ちなみにワグナーをWikiで調べるとワグネリアンの一人として
ピョートル・チャイコフスキー(後に反ワーグナーに転じる)
と載っています。
詳細は他で調べなくてはいけませんが・・・。
by kametaro07 (2010-12-23 00:03) 

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