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リンダーホフ城 [観光]

旅行中、夜はオペラ鑑賞ですが昼間は観光したり美術館へ行ったり買い物したりで過ごしてます。
旅行計画で色々調べたり手配したりしていると、パソコンと付き合う時間に相当費やしてしまいます。観光等についてまでブログにすると・・・・パソコン磔の刑・・・・になってしまうので避けてますが、今回はワグナーに縁のあるルートヴィッヒⅡ世の城を訪ねましたので書くことにします。

ミュンヘンに来た目的はグルベローヴァの「ルクレチア・ボルジア」鑑賞とリンダーホフ城、ヘレンキームゼー城を訪れることでした。
ルートヴィッヒⅡ世の建てた4つの城のうちノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城は20数年ぐらい前に訪れたことがあります。それ以来、機会があれば残りの2つの城も行ってみたいと思ってました。
20数年も経ってしまったのですが、オペラに興味を持ってから訪れて良かったです。
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リンダーホフ城は29日がオペラのない日だったので1日かけてゆっくりと行きました。

チケット売り場で英語かドイツ語か聞かれますが、城内見学はガイド付きでまとまって見学するためです。

城自体はこじんまりとして、それ程大きな建物ではありませんが、中は豪華絢爛、特にマイセンに興味があるので、食事室のマイセン社のシャンデリアと飾り鉢などはため息ものでした。
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広大な敷地の中にルートヴィッヒⅡ世がターンホイザーを鑑賞するつもりで人工的に作った「ヴィーナスの洞窟」、ヴァルキューレの舞台をそのまま自然に設置した「フンディングの小屋」、パルジファルの「グルネマンツの隠れ屋」などがあります。

「ヴィーナスの洞窟」は城を正面に見て右の丘の上の方にあります。入り口も自然の岩のように見えます。入り口前に次の入場時間が表示してあり、英語もドイツ語も一緒に内部に入って見学、ドイツ語の後に英語でも説明してくれます。


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右の写真のように、舞台の前に池があり、ルートヴィッヒⅡ世が自身のボックスシートにと考えた金色のボートが浮かんでいます。観光客が立つ場所がオーケストラボックス、池の左側と舞台正面にゲスト用ボックスシート用に窪みがあります。
当時としては新しい技術が駆使され、水中照明、波動装置、回転ガラス板による降板指揮変更装置などが採用されているそうです。
赤や青に照明を変えて見せてくれます。


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ヴィーナスの洞窟から15分ほど歩きますが、オペラの舞台セットを自然の中に再現したという「フンディングの小屋」があります。ルードヴィッヒⅡ世から建築家C・ヤングへの依頼は「初演の舞台風景に忠実に」というものだったそうです。
中にはトネリコ木が中央にあり、小屋の大黒柱となっています。





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近くには「グルネマンツの隠れ屋」もあります。こちらは中はなにもありませんでした。


庶民の税金でよくこれほど趣味にお金を使えたものだとも思いますが、後世の人々にとっては大きな財産です。








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