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チューリッヒ歌劇場 [オペラハウス]

画像 310.jpg
 チューリッヒの来シーズンの演目が発表になりました。
プレミエhttp://www.opernhaus.ch/pdf/spielzeit09_10/mk_premieren.pdf
リバイバルhttp://www.opernhaus.ch/pdf/spielzeit09_10/mk_WA09_10.pdf
 
 辣腕といわれるペレイラ総裁の力量でここは著名な指揮者、歌手が集まり、来シーズンも魅力的なプロダクションばかりです。
 挙げるときりがないので止めておきますが、アレッと思ったのが、ウィーンの楽友協会で聴いたモスクワ・チャイコフスキー交響楽団のウルトラマン、フェドセーエフさんが「オネギン」、「ボリス」、バレーの「白鳥の湖」まで指揮するではありませんか。小澤さんのオネギンも良かったですが、フェドセーエフさんもドラマテックに盛り上げるでしょう。

 演目も2008年[猫]が見た「ル・シッド」のように上演される機会の少ないものが見れる劇場です。来シーズンはサリエリの「トロフォーニオの洞窟」の公演があります。

 ペレイラ総裁は2012年まで契約しているそうなので、これからも目が離せないオペラハウスでしょう。
 音楽監督は2010年にウィーン国立歌劇場の音楽監督に決まっているヴェルサー=メストでしたが、Wikiとオペラハウスのホームページを見ると、2008年にここを離れたようです。今はこのポストは不在ということでしょうか。画像 311.jpg

 座席数は1100席。小さな歌劇場なので臨場感抜群、演出は斬新なものが多いようです。

 チケット売り場はオペラハウスに向かって右の隣接している建物の中にあり、中はオペラハウスとつながっています。

 チケットはホームページhttps://www.opernhaus.ch/e/tickets/index.php?から購入可能。
ここはチケットの値段が他に比べて高め、平土間とパルケット(2階)最前列および1RANG(3階)最前列は全席一番高いカテゴリーでほとんどの演目230CHF以上。
[猫]は2回来たことがありますが、そうそう贅沢はできないので2回共、下から2番目のカテゴリー、それでも95-98CHFします。
 1RANGのボックス8番の2列目とボックス7番の2列目に座ったことがありますが、7番と8番では舞台の見え方が結構違います。8番のボックスはコーナーなのでボックスもちょっと広めで、見えない部分はそれほどありませんでした。7番のボックスになると完全にサイドとなり、最前列の人が身を乗り出して見るため舞台の3分の1から半分くらいが見えなくなります。それでも最前列の人は自分の倍以上払ってると思うと、納得してしまいますが・・・。

 ごく稀にチケットが安い公演があります。https://www.opernhaus.ch/e/spielplan/index.php?searchAbo=157
Migrosという会社がスポンサーになっているようで、一番高いカテゴリーでも75CHFと、かなりお得。ただしネット販売は1ヶ月前ぐらいからで、それ以前は電話予約。ネット販売が始まる時点ではほとんど席は残ってないようです。

 冬の寒い時期にしか来たことがないのですが、写真でみるとテラスがあるので夏はテラスに出れるのかもしれません。
 チューリッヒ湖のそばということもあり、夏に来る機会があったら、また違った発見ができるかな?と思ってます。
画像 309.jpg

 右の写真、右に写っている階段の下にチケット売り場の入り口があります。
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コメント 4

ゆみゆみ

本当にコジンマリしたオペラハウスです。
1日目は大雨でしたが、翌日は快晴。
テラスに出ている人もあり、隣のレストラン(?)と繋がっていて、お酒を召し上がったり、素敵でした。私達は、水曜日にHbhに出る市に最近出店した日本人経営のお弁当屋さんで巻き寿司・いなりずしを買って行きました。
日本人の味・美味しかったです。
クーラの「トゥーランドット」を3列目の真ん中辺りで見ましたが、オケが煩くて、よく見ると座席との境の板に穴を開けて網が張られていて、音が上からだけでなくそこからも出てくるのが原因のようです。
舞台上も小さいので狭そうで、上下の、あるいは舞台を回転させての変化しか出し難いのかと思いました。
歌手も動けないから、(トゥーランドットは大人数だから)歌が勝負です。かえって力量が試されて面白いです。最後は、カラフと姫が舞台上でラブシーン。今まで、冷たい表情の姫しか見たことが無いので、太股をあらわにしたり、カラフとシャンペンで乾杯する様子は少々違和感が・・・。
皆苦笑いでした。

以前チケットが2枚余っていると書き込ませて頂きました。勿体無いから持参し、チケット売り場に「行けないのですが、どうすればいいですか」と聞きましたら、売って上げると言ってもらいました。
公演日が過ぎたら、メールしてきなさい。少し返してくださる様です。
「シルフィード」と「リゴレット」です。売り切る自信があったようです、PCとにらめっこをして、そういってくださいました。
少しでも振り込んで下さったら、ありがたいことです。
他にもこんなことをしてくれるオペラハウスって有るのでしょうか?


by ゆみゆみ (2009-06-05 00:00) 

kametaro07

ゆみゆみさま
クーラのトゥーランドット!!羨ましいです。私はここで「ル・シッド」のクーラを聴けるはずだったのが、キャストチェンジで聴けず、それ以来クーラを聴けないでいます。
やはり夏場はテラスに出れるのですね。
チケット、再販してくれて良かったです。
ロンドンのROHは手数料がかかりますが、再販OKとホームページにも書いてあるのですが、ほとんどの劇場は返金不可と書いてあります。
でもミュンヘンで私もリターンのチケットを手に入れたことがありました。劇場側も空席のままにしておきたくないでしょうし、できる範囲内でやってくれるのでしょう。一応聞いてみるものですね。


by kametaro07 (2009-06-05 19:05) 

ゆみゆみ

エッ、ロンドンもですか?
英語は必要な所以外は読み飛ばし(読めない・目に入らない)ますから。
4月「行けなくなりました。」と連絡したのに、何も言ってきてくれなかったのですが、「売って下さい」と言えばよかったのかしら?

クーラですが、私も初めてです。何度か、日本に来てますが、大抵同時に来るアラーニャへ行ったりして。もっと若いと思っていたのですが、おじさんでした(ごめんなさい)今回の洋服が、シャツを上に出しているものだから妊婦さんのようで、でも、サングラスをかけたお姿は決まっていました。
スターって感じで、「私何のオペラ見に来たの?」っと何度も思いました。
彼らしく「トゥーランドット」の問いに、パソコンを出してきてパチパチしながら答えて、うけていました。

でもこんな演出は、気が散って私には不向きです。あんなに大好きだったこの音楽が、全く心に届きませんでした。
by ゆみゆみ (2009-06-06 16:44) 

kametaro07

ゆみゆみさま
ロンドンはこちらから言わないと返金してもらえないのかもしれません。
チューリッヒの演出、斬新なものは賛否両論でしょうね。
by kametaro07 (2009-06-07 19:29) 

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